ロゼッタの作品情報・感想・評価

「ロゼッタ」に投稿された感想・評価

アル中の母親、突然の解雇、毎日同じ服でのトレーラーハウス暮し
頼むから希望の光さしてほしい。でもそんな優しくないし簡単じゃないよね、

観ててどーしようもない気持ちなるけどこういう作品が大好き、おれ。てか多分ダルデンヌ兄弟の作品が好き
Yuika

Yuikaの感想・評価

4.0
あなたはロゼッタ
私はロゼッタ
ぎこちないダンスやドライヤー、
一瞬一瞬のシーンがとても好き
これはロゼッタ自身の物語なのに、どこか他人事とは思えない所がある。
命があるうちに会いたい女優の一人。私にもワッフル焼いてくれ。
zak

zakの感想・評価

3.0
ダルデンヌ兄弟監督作品は2作目の鑑賞ですが、パルム・ドール受賞作だけにやはり一筋縄ではいかないです。

アル中の母親と共にトレーラーハウスで生活するロゼッタは、ある日突然仕事をクビになる。そこから仕事探しの日々が始まるが...

とにかく手持ちカメラの撮影なので、それに慣れるまでが大変!
あと音楽もなく、あるのは下手くそなドラムの音とバイクのブンブンっていう音ぐらいなんですけど、それが逆に耳障り(笑)
でも基本的には静かです。

あと全然関係ないですけど、登場人物が2回、池(沼?)にハマって溺れそうになるシーンがあるんですが、思わず吹き出してしまいました!(笑)念のためあの、全然笑うシーンじゃないんですけどね...超シリアスです...←笑ってしまう自分ヤバいです。

とりあえず終盤のロゼッタの行動にドン引き!
あと元も子もないですが、ロゼッタが全然可愛くない...(スミマセン!)

そして唐突な終わり方に唖然…
あの余韻が良いんでしょうか…?

かと言ってそんなに嫌いじゃない不思議な魅力の映画。
でも確実に好き嫌いは分かれますね。
毎度毎度ダルデンヌ作品は絶対的な絶望を見せつけてくるなあ。階級社会の英国だけでなく、子どもの貧困問題は日本でも昨今ようやく明るみに出てきたわけだが、この主人公はそれの典型的な犠牲者である。このバッググラウンドを知らないとただのイカれた悪がきにしか目に映らないんだが、彼女が好き好んでこんなことしているわけではないと気づければ、見た甲斐があるというもの。どんな子にも罪は無い。なぜなら子は親を選べないからだ。隠れて釣りするシーンがなんとも惨かった。
🔶

母親と二人で暮らすロゼッタ(エミリー・ドゥケンヌ)
仕事では訳も分からず急にクビを言い渡されます
ロゼッタの服装はいつも同じだし動きも忙しない
顔の表情も笑顔もなく
ただ生きていくだけの毎日が描かれていました

撮影方法は固定式ではなく手ブレやアップよりに撮られているのも特徴の1つ
表情を読み取れるようにしてるのもあるけど、ロゼッタの行き詰まった臨場感を伝えるのもありそうだと勝手に思ってます
視野を狭くするのは余裕の無さが通じると考えてるからです

あと男性との対応でのことです
ロゼッタが彼にしてることは人の行いとして悪い
ただ状況だけに悪いだけでは言い切れないという、この監督達によって考えさせられるのも本作にはあります

大分後になって気付いたのがオリヴィエ・グルメさん
名前は知らなかったし顔も分からないなぁと
でもふと、あれ?『息子のまなざし』にいてた人じゃないかと確かめるとやはりその人でした
同じ監督ってのもヒントとなってます

【オリヴィエ・グルメ】
「息子のまなざし」に出演。息子を亡くした父親役
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エミリー・ドゥケンヌ🔴ロゼッタ
ファブリッツィオ・ロンギーヌ♠リケ(ワッフル販売)
アンヌ・イェルノー🔴ロゼッタの母親(お酒がやめられない)
オリヴィエ・グルメ♠ワッフル屋さんの社長
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📍エンドロール中は曲が流れない
📍DVDの特典映像には来日したエミリー・ドゥケンヌが試写会にも来て挨拶・質問応答

1回目
淡々とした雰囲気とかストーリーも好きだったけど、もう少しだけ、気付かないように味付けがあると見易いきがした
netfilms

netfilmsの感想・評価

4.1
 映画は冒頭、いままさに職を失わんとする主人公の姿がリアリティを持って描かれる。彼女は彼女なりに一生懸命働いたが、雇用側は容赦なく解雇を言い渡す。その一方的な文言に暴走した主人公は、あらゆる部屋のドアというドアを勢い良く締めていく。労働者が雇用側とどれだけ口論になろうが、決まったことは大抵覆すことは出来ないが、それにしてもこの主人公は雇用側を説得する賢い説得の仕方を知らない。主人公の怒りはただドアを締めるだけに留まり、まったく要領を得ない。彼女の家はキャンプ場のトレーラーハウスで、アルコール中毒の母親と2人で暮らしている。一応路上生活は避けられているものの、その生活は楽ではなく、アルコール中毒の母親は、娘が働いている間に男を連れ込んでいる。絵に描いたような底辺の暮らしぶりであるが、彼女にはより高度な仕事に就くような技能も学もない。だからこそ底辺の仕事を奪い合うし、日々の仕事を得ることで手一杯でその先のビジョンがない。トレーラーハウスの近くにあるいつも立ち寄るワッフルスタンドで、偶然新顔の店員リケ(ファブリツィオ・ロンギオーヌ)と知り合った主人公は彼に色々と親切にされるが、その気持ちに対して素直に応えることが出来ない。

 中盤の沼で溺れかけたリケに主人公が手を差し伸べない様子は、その前の母親との取っ組み合いから沼に突き飛ばされた場面と呼応する。映画は決してこの主人公の生い立ちや恋愛観すらも明らかにしようとしないが彼女の行動と僅かな言葉の残酷さが逆に彼女の生い立ちの過酷さを物語る。『ロゼッタ』が当時のヨーロッパ映画に与えた影響はあまりにも大きい。社会の底辺に生きる労働者や移民の生きるための切実さをそのまま物語の中心に据える真の強さ。非商業俳優を起用し、ドラマチックな展開を極力排した脚本、現実音だけで音楽のない物語、その中でも最も異様だったのは、登場人物に対するカメラのあまりにも近過ぎる距離である。極端に言えばカメラは映画の冒頭からラストまで主人公に張り付き、その身振り・行動全てにへばりつく。時に息苦しいほどの被写体との距離で彼女に肉薄しながら、ぶつかりかねない緊張感を放っている。この映画の主人公が異様なのは、「仕事ないですか?」以外の言葉をほとんど発しないのである。普通の10代のヒロインならば、友達との会話に自然と性格が滲み出るものだが、今作においてロゼッタには友達はおろか、兄弟や親戚や仲の良い同僚すらも出てこない。彼女の母親とキャンプ場のオーナー、ワッフルスタンドのオーナーとリケが僅かに出てくるのみで、彼女の退屈な毎日はこれらのシンプルな人物たちとの会話の中でしか進んで行かない。
MRO

MROの感想・評価

4.0
優しさで飯は食い続けられないし、それに甘えることがまともな生活じゃない そんな気持ちがあったのかなと感じた。
映画なのにドキュメンタリーを見ている気分になる映像。終わり方が綺麗でないところが現実みあって好きです。
同居中のフランス人のオタクから勧められて観た。貧乏。とにかく貧乏で悲しい映画でした。パロムドール取ってるみたいだけど、カンヌでヨーロッパのセレブが貧乏人の映画を絶賛する様は、映画以上に悲しい。。知らない良い映画はまだまだあるなあ〜
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