えッティ

ロゼッタのえッティのレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
3.8
突然 仕事をクビになったロゼッタ。職を探し始めるも、どこも彼女を相手にしてくれない。その苛つきに、アルコールとセックス中毒の母と 謎の腹痛がさらに追い討ちをかけ、精神がボロボロになっていく。
ある日、行きつけのワッフル屋でバイトをしているリケが バイトの人数に空きがあることを教えてくれる。働き始めたロゼッタだが、3日後、再びクビを宣告される。社長の息子に仕事を取られてしまったのだった。そんなロゼッタは、ある行動を起こす。


午後8時の訪問者で ダルデンヌ兄弟にハマることができず、次の1本でも無理だったら ダルデンヌ兄弟は諦めようと思っていた。

ロゼッタ。

これは 面白かった。

淡々と進んでいくストーリー。
それに合っている撮影法。
常にロゼッタの顔を捉えている。
そのため、周りで何が起きているのかが見えない。
自分で考え、自分なりの解釈をするしかない。

正直、それでも 全ての内容を理解するのは難しい。
なぜ魚を釣っていたのか。
あの場所で靴を履き替える理由はなんなのか。
詳しく描かれていない部分を 何度目で理解することができるかが、僕のこれからの楽しみである。
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