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ロゼッタの豪のレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
4.0
「私はダニエルブレイク」でもそうだったけれど、人は尊厳なしに生きるのは辛い。尊厳が損なわれると、虚無感、罪悪感、自身の無力、惨めさなど、負の感情が湧いてくるから。

それでも、人らしい尊厳ある生活を送るには、自身の尊厳を損なってもしなければならないことが多々ある。選択肢がない人になればなるほど、尚更。

主人公はそのギャップに苦しんで、苦しんで、それでも必死に生きようとする。やっていることは最低かもしれないけれど、歩いている姿からは力強さと勇気を貰えた。

貧困は自己責任って抜かす人たちに見せてあげてえな
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