ちぃ

ロゼッタのちぃのレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
3.7
トレーラーハウスにアルコール依存症で無職の母親と2人で住むロゼッタ。
失業してしまい、必死に職探しをするも、なかなか仕事が見つからない。
毎日を生きぬく事で精一杯の貧困な暮らし。
やっとの事で見つけた仕事、友達、夢見ていた安定した暮らしを掴みかけた途端に急展開が…
どん底の人生を逞しく生きる女の子のお話。

手持ちカメラでリアルな描写で、音楽もなく、単なる生活音だけがはっきりと主張されているのが印象的。
セリフも少ないけど、それでも伝わる感情。
どれだけ生活に困窮しているか痛いほど伝わってくる。
タフに生きてる感じだけど、ギリギリの所でもがき苦しんでいるロゼッタは見ているのが辛くなった。

観たのは2回目だけど地味だけど心に残る作品。
ちぃ

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