前作｢ファーゴ｣でセリフを与えられ過ぎたため、ブシェミのセリフは極限まで削られたらしいです笑笑
そんな感じの、緩いんだけど単にそれだけでは済まされない、独特な魅力や雰囲気を纏った唯一無二の作品。
ジェフ・ブリッジス演じるデュードは、流れに身を任せて生きている。海外では、本作のデュードからデューディズムなる宗教まであり、入信者も多いそうです。それだけ、本作の持つ奇妙なエネルギーが癖になるし、カルト的人気を博すのも頷けます。
この悲劇なんだけど喜劇、みたいなバランスが絶妙。ラストとか、不謹慎なのに抱腹絶倒という、訳分からん感情になります。
なんも考えずに観られるコメディかと聞かれると、意外と話はややこしかったりするんだけど、鑑賞後は自分の悩みとかちっぽけなものだし、取り敢えずボーリングとかして忘れるかーなんてぼんやり思えたりします。
