【こんな上司はイヤだ!👮♂️】
『フレンチ・コネクション』同様に麻薬捜査班の活躍と狂気を描いたサイコパス的アクション映画の秀作。知名度は低いが見応え抜群。
主演の刑事ジェイソン・パトリックが全く無能で、上司のレイ・リオッタが一人暴走する熱苦しい中年男を怪演。この二人の掛け合わせを観てるだけで105分飽きないのは相当なもんよ。🤔
所謂、70年代のニューヨーク派が作るアクション映画『セルピコ』『フレコネ』『破壊!』等々、渋すぎる趣向でハリウッドの商業主義へのカウンターパンチを食らわした映画と言える。
手持ちカメラ、ゲリラ撮影、即興演技などのヒリヒリした感触はジョン・カサヴェテスを想起させる出来。ジョー・カーナハン監督はのちに『スモーキン・エース』や『特攻野郎Aチーム』などでメジャー入りしたが、やはりこのデビュー作の威力には敵わなかった。😓単なる一発屋で終わって欲しくなかったのにな〜…。
取り敢えず、70年代アクション映画LOVE❤️なカーナハン監督の拘りが見れただけでも満足!。ゼロ年代アメリカ映画の隠れた秘宝よ。