このレビューはネタバレを含みます
直前に氷の微笑を見ていたので、またマイケル・ダグラスが同じような不倫男役やってるのか…と気分が落ち込んでた中で見たのだけど、こちらの作品は緊迫感がすっと入り込んでとても面白かった。
相手を法律で裁くことができないというのが判明するあたりまでは。
ここまでは収集をつける目処が立たないのにどう落ちをつけるかを注目していたのに、その下りをやったあとで子どもを半分誘拐じみたことをしたり自宅に侵入したりと明らかな実害を出す展開になって、話の都合を感じさせられてしまったのが残念だった。
後に見たブリジット・ジョーンズでこの作品の1シーンが引用されていたのだけど、それがよりによってラストの首を絞めながら浴槽に沈めたのに突然起き上がり、それを見た妻に驚いて射殺されるシーンだったので、この場面急にスクリームとチャイルド・プレイみたいなB級ホラーのラストの下りまんまの展開になったのに、家庭に入ることのできない女の哀愁とか見いだせるかな!?といったツッコミを入れながら見ていた。自分はそのシーンでそういう感想が全部吹き飛んでしまった。
本当にこういうジャンルに急変化するのが勿体ないなと思った。