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Johan Cruijff - En un momento dado(原題)の映画情報・感想・評価・動画配信
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『Johan Cruijff - En un momento dado(原題)』の
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動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
Johan Cruijff - En un momento dado(原題)が配信されているサービス一覧
Johan Cruijff - En un momento dado(原題)が配信されていないサービス一覧
Johan Cruijff - En un momento dado(原題)の評価・感想・レビュー
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Johan Cruijff - En un momento dado(原題)が配信されていないサービス一覧
『Johan Cruijff - En un momento dado(原題)』に投稿された感想・評価
イルーナの感想・評価
2025/08/02 09:38
4.5
本作は、伝説のサッカー選手にして監督、ヨハン・クライフのバルサでの活躍を直に見た市井の人々や関わりのある人々、そしてクライフ本人へのインタビューで構成されたドキュメンタリー。
冒頭、片田舎の原っぱでクライフが子供にサッカーを教えている。
「準備できたなら、本気で行くぞ」
天高く蹴られたボールを子供が追いかけていく。そこから、それぞれの視点から見たクライフの姿が語られていく。
まるで、彼の活躍を知らない若い世代がその道筋を辿っていくかのように。
そして各々が語るクライフ像は、パス回しのようにつながっていく。
実際、インタビュイーがクライフのプレーや言動を再現する場面が節々で出てきます。
最初に登場した老人は語る。
「かつて誰かがこう言いました。“カタルーニャ人であることは、オーガズムと同じくらい、いや、それ以上に素晴らしいことかもしれない”」
……日本人でここまで言い切れる人って、どれだけいる?
さらに老人はカタルーニャと親子の苦難の歴史を語るのですが、バルサの歴史を追ったり、書物で読んで知った気になったりしていても、「カタルーニャ語で洗礼を受けることが困難だった」「市役所で働き続けるために、やむなくバルサの会員資格を放棄せざるを得なかった」という体験談を聞かされると、一気に生々しい感覚になります。
このエピソードの後、仲睦まじいクライフ夫妻の様子を映し出したドキュメンタリー映像が挟まれる。
ただ流石に大スターなだけあって、どこからでも人が押し寄せてくるので「水入らず」とはいかない模様。
で、次に登場したインタビュイーの女性が、いわゆる「クライフガチ恋勢」。
その語りぶりと思いが、私と色々重なるものがありました。
全力で愛を語り一途な思いを貫きつつも、大切な存在だからこそ迷惑をかけずにそっと見守る。
現在では「推し活」で、推しのためなら湯水のごとく金を使ったり、どこまでも追いかけていったりするのが「愛」とされる風潮がありますが、この「そっと見守る愛」も評価されるべきではないでしょうか。
また、彼の出演したCMの紹介もあるのですが、そのCMというのが何とペンキ。
サッカー選手のイメージからかけ離れた起用だと思いましたが、当時はそれだけアイドル的人気があったのでしょうか。
しかし、CMスターだった彼に反駁する声も。
「彼はアーティストであって英雄ではない。苦悩しない英雄は英雄ではない」と断ずる作家は、少年時代に車に轢かれても無傷で済んだのに、その半年後にクライフに轢かれかけたという、運がいいのか悪いのかよくわからない人であります。
妙に批判的だったのはこのせいなのでは……
作中では、バルサのファンやクライフ関係者以外にも、マドリーのレジェンド、エミリオ・ブトラゲーニョも登場。
彼は「キンタ・デル・ブイトレ」と呼ばれる一時代を築いた人物ですが、最大のライバルチームの英雄に対してリスペクトを惜しまない。
「芸術は観る者の魂を照らすことができる。サッカーも同じ。単なる賞賛を超えた、芸術体験に匹敵する感覚。サッカーは美の表現なんだ」
そこから、スペインに存在する芸術の概念「Duende」につながっていきます。
フラメンコのギタリストは、クライフのプレースタイルをフラメンコのリズムの豊かさ、そして「Duende」に例える。
「Duende」とは、「魂を揺さぶるほどの神がかった状態」「根源的で強い感情や神秘的な力」を意味する概念。
非常に神秘的かつ厨二心がくすぐられる言葉です。
これらの発言から、クライフは一種のアーティストと見なされていたことがうかがえます。
先ほどの運のいいんだか悪いんだかわからない作家は「彼は英雄ではない」と語っていましたが、個人的には「文化英雄」のイメージがあります。
バルサ、ひいてはサッカー界全体にもたらしたものの大きさを考えたらまさにそうだし、性格的にも奇矯な言動が目立ち、監督やチームメイト、審判、クラブ上層部……周囲と絶え間ない諍いを繰り返していた。
そうした我の強さや反骨心、カリスマ性を考えたら、ルシファーやプロメテウス的な文化英雄の姿が浮かび上がってきます。
クライフは78年にバルサを去りますが、それから10年後の88年、監督として舞い戻ってくる。
当時、会長であるヌニェスが起こした契約問題から、選手たちが会長の辞任を要求した「エスペリアの反乱」事件などで荒れていたバルサ。
しかしクライフの監督就任後、バルサはリーグ4連覇とクラブ初のCL制覇を成し遂げ「ドリームチーム」と呼ばれるようになり、そのスペクタクルな攻撃サッカーはスペイン全土に影響を及ぼした。
そしてスペイン代表が真の意味で強豪になった、2000年代後半からの黄金期にもつながってくるわけですから、まさに物語の第2章という感じです。
その中で面白かったのが、「クライフ語(Cruijffiaans)」の話。
彼は独特の言い回しで有名で、スペイン人はおろかオランダ人ですら理解できない言葉を発していたのですが、なにぶんカリスマなので、その奇妙な言い回しが定着してしまうことがよくあったという。
例えば、「piel de gallina(鳥肌)」を「gallina de piel(肌鳥)」と言い間違えたら、それが定番の表現に。
タイトルになっている「Un Momento Dado」は、クライフが記者会見で述べた言葉が由来で、「ある瞬間に」を意味しています。
が、スペイン語で「dado」という単語は普通、神の介入を指す場合のみ使用されるもの。
この発言の翌日、スペインの新聞『El País』は「スペイン語の新たな解釈」と報じた……とのこと。
「言語の才能が全くない」と言われる一方、「私たちの語彙力を豊かにした」とも言われるクライフ。
彼には一体どういう風に言葉が聞こえたりしていたのでしょうか……
こういう両義的なところはトリックスターであり、文化英雄だと思います。
ちなみにカタルーニャ語を話せるか聞いたところ、「Hola」の一言だけ返してきたという。
他にも、厨房でのシェフたちの働きと求められるものをドリームチームに例える料理長、クライフの心臓手術を担当した医者が禁煙キャンペーンへの協力を依頼した話が印象的でした。
父親のように早世する運命から免れたクライフの利他精神は本物で、それまで重度の喫煙者だったのがきっぱりと足を洗った。
自伝によると、手術後に試合を見ている時の心電図を取ったところ、ほとんど心拍数が上がらないばかりか、普通の人が昼寝している時くらいの心拍数しかない試合すらあったという。メンタリティが根本的に違う……
ちなみに料理長曰く、クライフのお気に入りの料理は「キジと黒トリュフ入りのカネロニ」とのこと。
それでも、クライフの栄光が終わるときはやってきます。
93-94シーズンのCL決勝で大敗した後について、ある編集長は語る。
まるで「皇帝ネロが自らの街ローマに火を放つかのごとく」迷走し、放出した選手たちは尽く新天地で活躍。バルサ側の選手たちのクオリティは明確に落ち始めた。
クラブの理事会はメディアで彼を貶め解任に追いやる。
が、ファンたちの大多数はクライフを支持していた……
実際、編集長の批判的な考えを変えたのも、クライフ解任がきっかけ。
クライフを称えるために行われた親善試合は満員御礼で、ドリームチームのメンバーがほぼ勢揃い。
かつて追われた選手も、自ら去っていった選手も皆、過去の問題をすべて忘れて戻ってきた。
「クライフがピッチに現れて人々への感謝を述べた時、私は思いました。“いいや、私の感謝は千倍も大きい”」
バルセロナ、カタルーニャの人にとって、ドリームチームの記憶はいつまでも美しいまま残り続けるもの。
そして、選手としても監督としても、バルサにとっての「救世主」となったクライフ。
死後10年近く経過しましたが、これからも彼の物語はある種の「神話」として語り継がれていくのでしょう。
本作ラストを飾るのは、クライフご本人へのインタビュー。
息子ジョルディ誕生のエピソードは、色々と「持っている」としか言いようがないです。
カッコよくて国際的な名前をつけたい!(クライフの世代では国際的な名前をつけるのが流行っていたらしく、長女にはフランス系、次女にはインド系の名前をつけていた)と思っていたら、政治的に極めて重い意味を持つ名前をピンポイントで引き当て、周りや役人から止められる。
「ジョルディ」はカタルーニャの守護聖人の名前で、ナショナリズムを押さえつけるために当時は名づけることを禁止されていました。
しかしクライフは頑として譲る気はなし。こうして息子はアムステルダムで生まれ、オランダで出生届を出されたというアリバイがあったため、当時のバルセロナで初めて公的に登録された「ジョルディ」となったのでした。
元々他の子どもたちと同様にアムステルダムで産むことを希望していたとはいえ、その名前を押し通すためにしっかり抜け道を見つけるあたり、本当に抜け目がないです。
さらには元の誕生予定日(監督の意向で早められた)は74年2月17日。
例の0‐5のアウェイクラシコです。
……カタルーニャの守護聖人の名前を授けられた子供の誕生を祝福するのような勝利。あるいは、カタルーニャの暗黒時代の終焉を告げるように生まれてきたその子。
神話としてあまりにもできすぎていて怖いくらいです。
たくさんの瞬間がある。一つだけを選ぶのは間違いだ。
そうしたら他の瞬間が台無しになってしまう。
スポーツでも、私生活でも、ある瞬間を選ぶことはできない。
例え悲しかったり理不尽な出来事があったとしても、「わたしたち皆が共に過ごした素晴らしい瞬間はかけがえのないものであり、ネガティブな瞬間を凌駕している」「振り返ってみると、全てをとても前向きに捉えることができる」と語るクライフ。
彼のエピソードは数えきれないほどあり、正直語りつくせないほど。おそらく本人も。
各々の視点で一人の人物を捉え、結びつけられた物語は、果てしなく広がる。
このドキュメンタリーは、単なるインタビュー集ではなく、クライフの「ナラティブ」に迫る作品だったのです。
完全版レビューはこちら
https://note.com/irunata8/n/ne5932e946604
※この作品のページは、私がリクエストしました。
Filmarksさんありがとうございます!
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