にまみれも

模倣の人生のにまみれものレビュー・感想・評価

模倣の人生(1934年製作の映画)
4.1
白人から見た、理想的な黒人を描いた作品。
なので、「ちょっとそれは都合が良すぎないかい?」と、今の感覚的に所々突っ込みたい所もいくつか。
ただ、それは今だから言える事であって、当時はそれが普通。
むしろ黒人側から見たら、「それは、かなりな高待遇じゃないか?」だったかもしれない。

それでも、2組のシングルマザーと娘の葛藤シーンなど、色々とぐっとくるものがあった。

特に、黒人の娘が母親に投げつけるセリフの所は本当に泣けた…。

これがトーキー黎明期の1934年の作品だとは、とても信じられない。
今でも十分、これを原案として、LGBT作品としてもリメイク出来るんじゃないかな?