黒人と白人の友情、女性実業家の成功、母の恋人と娘、と、1934年にこう言った作品があったかと驚いた。
ただどのテーマも時代もあってか、仕方がないがお行儀がよく、踏み込んでいるか?と考えるとそうでもない。
シーンごとにそれぞれのテーマを描いているが、中途半端な所で別のテーマが顔を出し、さっきの問題はどうするんだ?と、どこか集中しきれない。
ある意味人生複雑なわけで、次から次へと考えることは山積みで、都合よく順番には来ないものだと思えなくもないか。
コルベールは同年に「クレオパトラ」と「或る夜の出来事」が封切られているが、すごい!どれも別人。本作が一番大人っぽいか。