飯

チェルシー・ガールズの飯のレビュー・感想・評価

チェルシー・ガールズ(1965年製作の映画)
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「一九六〇年代後半は政治と芸術の前衛が革命的ロマンス主義の幻想と情熱を通して結びつくような時代であったし、一種異教的な「アングラ」が風俗化し、アヴァンギャルド・アートのサブカルチャー化というべき現象もはじまっていた。」


花火のように見られるべき映画。
好きな場面だけ観ても良き。

騒がしい環境のなかで「沈黙」が貫く。
刹那の静寂こそ「聞こえる」。

生活の真実、その空間、音声と色彩への「ウォーホル」式凝視。
もし生活を展示することがアヴァンギャルドと言えるなら、生活そのものもアヴァンギャルドであろう。

「これは、アンダーグラウンド派の“甘ったれ意識“の反映であって、むきだした男の肉体を超えるに足るものではなかった。」

「怒りを着色できるか?」
飯