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約束のmaigoのネタバレレビュー・内容・結末

約束(1972年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

過去や未来のいろいろなことを考えてしまった。すごくずるくてすごく好きなタイプの男…
笑い方ひとつ、好き。服装も好き。勝手に予定を押し付けるところもずるいし、突然走り去っていくのもずるい。まあ社会に出てからそんな人に遭遇する経験なんて十中八九ナンパ師ですが……。
お、おじいさんみたいなのが出てきたところの醜さ……。
半分寝ながら観ようと思っていたのに、呑み込まれてしまった。一時停止することすらできなかった。女性側が囚人なのが斬新というか、素敵だな。新聞での仄めかしも好き。満点。
逃避行(?)や心中未遂(?)を促すのも、性癖が過ぎる。キスシーンの薄暗さも満点。なんて素晴らしいの……。「逃げよ、一緒に逃げよ」「なあ、逃げよ」「当たりめえだよ」素晴らしい。悪くてちゃらくて誠実な男に誑かされるけれど善を全うする女性、そしてそれを許容する男性。うう、好き。
筆舌に尽くし難いほど好き過ぎる。

松田優作履修月間していたけど気まぐれで見た萩原健一のこれが一番刺さった。困った。
物語が好きなのか個人が好きなのかあとから考えていきたいですね……。
それにしても女優さんの顔が整い過ぎている、特に口が。
劇伴がほぼ全編一貫しているのも良い。
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