圧倒的出落ち感。
冒頭の女子高生集団自殺シーンは圧巻で、血しぶきやゴア描写をあえて(?)チープにしていることも相まって、ファンタジーを見ているような気分になる。
そこからは、キッズアイドルや殺人集団、皮を集めたロール、色々出ては来るが、意味をあまり追い求めてもなという気がする。
子供による演劇的な語りが随所にあるものの、これもあまり真剣に受け止めないほうが精神衛生上良いような気がした。
とはいえ全体を通しての突き抜けた感じが、園子温監督の後の評価に繋がっていくのだろうか、などとなんとなく思った次第。
※余談
石橋凌の存在が、CUREの役所広司を何となく連想させたけど、石橋凌の方が真人間でした。