聖さんの映画レビュー・感想・評価

聖

瞬間最大風速のある映画もいいんだけど、年月が経ってもいつまでも心に残り続ける作品に近年出会えていない。自分の価値観を揺さぶるような、強烈な作品に出会いたい。けど、年齢を重ねたからそこまでの影響を受けることがないだけかもしれないと思うと、寂しさを禁じ得ない…と思ってたら2018年「カメラを止めるな!」に出会いました。

映画(296)
ドラマ(7)

沈黙、愛(2017年製作の映画)

3.5

Filmarksを見てていて偶然に大好きなチェ・ミンシク、キュートなパク・シネが出てる本作の存在を知るも、知った当日が上映最終日だったので慌ててシネマートへ。

冷静に振り返るとわりとトンデモな展開か
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.0

美しい映像。
画面の中で躍動する登場人物。
そして後に残るやるせなさ、苦味。

ふんわりとした昔話、
などでは断じてない。
人間の愚かさ、浅ましさを抉る話だ。
罪と罰、生と死。
絶望と赦しの物語。
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

2.0

地元のTSUTAYAで旧作6枚が
常にレンタル中ってどういうことよ?
色々騙された感が強い、
バカしか出てこないSF。

ストーリー、というか登場人物の行動原理が意味不明すぎてポカーン。

CGのクオ
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ビヨンド(1980年製作の映画)

3.5

ホラー映画好きの人が観る作品(本作を間違って手に取るような人はまずいまいw)。

ゴア描写に様式美というか、不思議と下品さがない。この世とあの世の境目を踏み越えてしまった描写が見事。

その象徴として
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ランデブー(1999年製作の映画)

-

当時テアトル新宿で流れていた予告編。フィッシュマンズの「ナイトクルージング」に乗せて流れる映像が、ずっと心のどこかで引っかかっていたのだけど…思い出は思い出のままでよかったな。予告編以上のものは何も得>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

ヒュー・ジャックマンの狂気に恐れおののく。しかし、狂気にまで足を踏み入れないと姿を現さない真実もある、ということか…?

緊迫感溢れる展開に引き込まれて、2時間半があっという間。鑑賞後は喉がカラカラに
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

一番言いたいのは、
レビューとかネタバレは絶対に読まず、
とにかくまずは劇場へ!
ということです。

補足としては、以下のような感じ。

映画への愛と情熱が、限界まで上がったハードルすら軽々飛び越え、
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

5.0

今年観た中でベストだったのにレビューし損ねていた…感動しきりでうまく言葉にまとめることができなかったんだろうな。劇場ですげー泣いたもの。

青春映画の最高峰と言っていいと思う。
上の句、下の句、そして
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トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.5

閉じ込められたハジョンウよりも、マスコミの、警察の、そして民衆のクソさがとにかく酷い。韓国映画でこの辺が描かれる時って、絶対に無能&無能ばかりだよな…。

クソ真面目を絵に描いたようなオ・ダルス演じる
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.0

大げさな展開も、余計なセリフもない。けどもったいぶってるわけでもない。ゆったりした空気感の中、おじさんたちが繰り広げる、ユーモアに溢れ、示唆に富んだ物語。

観た後、少しだけ他人に優しくなれるような気
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

1.5

俺がこの映画に言いたいのは一言だけ。

もったいぶるな!!!

野火(2014年製作の映画)

5.0

◆追記(3)20180811
立川シネマシティ、四年目の「野火」(塚本晋也監督版)鑑賞。僕は昨年に続いて2度目の参加となる(映画自体は3回目の鑑賞)。

相変わらず爆音上映は体の中にズシンズシンと音を
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スイッチ・オフ/森へ 少女ネルの日記(2015年製作の映画)

3.5

近未来なんだけどローテクな映画。
「ガタカ」とか「トゥモローワールド」とか好きなんだよなあ。
自分の中ではそれらと連なる位置付け。
*作品自体は全く関連性ありません。

余計な説明が一切ないのが良い。
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.0

「この話は実話」という重みに何よりも驚愕する。物語の登場人物としては、ニコールキッドマン演じる育ての母には全く共感ができない…でもそんなの関係ねえ、だって実話なんだから。

映画としては子供時代の描写
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.5

日本の特撮は好き。けれどパワーレンジャーシリーズは今回が初めて。ヒーロー映画というより青春映画だなと強く感じ、とても惹かれた。

一方スーツ(とCG)のバトルやロボットのバトルシーンにはイマイチ乗れず
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

観る前にイメージしていたものと全く異なる、とても抑制的な映像・演出・内容だった。完全なる劇映画なのだけど、カメラが映し出す雰囲気はドキュメンタリーのよう。そして役所広司、広瀬すずは、芝居をしているとい>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

「万引き家族」このキャッチーなタイトルから筋違いの御託を並べてる輩がSNSで散見されるが、全くもって的外れ。観た人間からすれば、一瞬でああ、観てないんだなとわかるし、もし観てなおそんな妄言を吐いている>>続きを読む

隣る人(2011年製作の映画)

5.0

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追記2018.6.4
同じ日に「隣る人」と「万引き家族」を観た。全く別の作品ではあるけれど、映像から痛いほどに伝わってくる「愛は血の繋がりに勝るのか?」という問いかけには通ずるところが
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太陽の少年(1994年製作の映画)

5.0

監督としては「鬼が来た!」
役者としては近年では「スターウォーズ・ローグワン」で知られる姜文(チアン・ウェン)の監督デビュー作。

劇場公開時にテアトル新宿で観て、その後DVDを購入するも引っ越しの際
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

2.5

ホラーテイストと、青春ものチックなテイストが全く噛み合わず、どちらとしても中途半端になってしまった。

中盤以降の展開が雑で、え?これで終わりなの?と拍子抜けしてしまった。

序盤の雰囲気、映像は良か
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

全く隙のない練りに練られた脚本。
1つ1つのセリフ。ワンカットワンカットにきちんと意味がある。

俳優陣の演技もすばらしい。特にジョージナ。忘れられない笑顔。

未見の方は、情報は仕入れず迷わず観るべ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

劇中のドキュメンタリー風のインタビューに出てくる言葉を借りる。

「バカしか登場しない物語」

そのおかしみと悲しみ。
そしてどうしようもない事実には、もう笑うしかないという気持ちにさせられる。

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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

観てくれ。ネタバレに警戒しつつ観てくれ。過去作観たことない人はレンタルとか配信とかでなんとか全部見てから観てくれ(今からだとブラックパンサー無理か…嗚呼、どっかで再上映お願いします!)。劇場で観てくれ>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.5

字幕版を鑑賞。
序盤の展開は正直イマイチだが、イェーガーが動き出してから今作は俄然面白くなる。若き研修生たちを鼓舞するジョンボイエガはカッコいい。血湧き肉躍る感覚は確かに感じられた。終盤の舞台や展開な
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人狼ゲーム インフェルノ(2018年製作の映画)

3.8

※注意
ドラマ「人狼ゲーム ロストエデン」を見ていることを前提とした点数です。

今後のシリーズも、テレビ→ドラマでやればいいなと思わせてくれる。映画単体よりもキャラクターへの掘り下げができ、感情移入
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

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アナ雪を観ていない自分には流石に楽しみ方がわからず。オラフを初めて見て、ピエール瀧のアフレコ現場が見たい!!と思ってしまった。

あと苔を舐める異常者。
(といったら嫁さん爆笑してました)

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

一行でまとめると、

「いとしさと切なさと心強さと」

って感じの作品でした。
泣いた泣いた。

相変わらずピクサーのローカライズは徹底しててすごいと思う。吹替版が楽しいのなんの。声の出演陣もピッタリ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

1.0

登場人物がみんなバカになった。
ロキはいきいきしてたけど。
ハルクの扱いがただただ悲しい。

MCUという流れ、1つの大きなサーガのひとつという視点で見ると、とうてい受け入れられるものではない。過去を
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

5.0

生涯忘れられないワンカットに出会えた(スローモーションで千早が太一に抱きつくシーン)。

これだけでもう満点。

ありがとうと言いたい。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

3Dで観られないことが心底悔やまれる、と思わされた。ミラー次元の場面もだけど、序盤のストレンジがエンシェント・ワンに見させられる「世界」。あの映像を劇場で観たかった。

随所にコミカルな演出が施されて
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

2018.3.5追記

◆アカデミー賞四冠受賞!◆
このステキな異形の恋のおとぎ話を、日本でも多くの人に観てもらえればなと、心から願っています。

【異形なだけで弱者じゃない】

イライザは決して不幸
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

ちょっと観る前の期待値ハードルを上げ過ぎたな、というのが率直な気持ち。

黒人キャスト中心というのは新しいが、物語展開などは「アメコミヒーローもの第1作」というテンプレート感、既視感。

演出のテンポ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

音楽についてはいうまでもない迫力。
なので異なる視点から。

今作で描かれるP・T・バーナムという男は、フリークスや(当時の)被差別人種について、「差別なく」というようなヒューマニズムではなく、「こい
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.0

面白かった。ヤバめのネタをごった煮にしつつ、R-15にはせずPG-12でギリギリ留める表現。連合赤軍とYouTuber(アプリはSHOWROOMを模したものだが)のコラボは胸熱。キタコレと言う名の総括>>続きを読む

背徳の王宮(2015年製作の映画)

2.5

シネフィルWOWOWにて。
B級な内容の中盤までと、段々と真剣味を帯びて行く後半、そしてラストには美しさを感じさせる展開は見応えあった。エロス大作。

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.5

ガンスリンガーの信条が、コブラとだぶる。「サイコガンは心で撃つもんなんだぜ」的な。ガンアクションはかっこいいが、銃撃と言うより、銃弾の装填の見せ方がとにかくカッコいい。朴訥だけど、情に熱い男って感じで>>続きを読む

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