久々4回目の鑑賞。
第48回ゴールデングローブ賞 作品、主演男優賞受賞
(ジェラール・ドパルデュー)。
【いまを生きる】等の名匠ピーター・ウィアー監督による、
ビターな大人の【ラブ・ストーリー】。
アメリカでのグリーン・カード(永住権)が欲しいジョージ
(ジェラール・ドパルデュー)と植物の温室付アパートに
住みたい独身ブロンティ(アンディ・マクダゥエル)の偽装
結婚、【実質2日間】の物語。
馬の合わない2人が、、
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まんま、それ以上でも以下でも無いベタで【王道的】なの
だが、脚本と役者陣と監督の演出力が、【それ以上】に押し
上げている。
特に主演2人の繊細な表情、動作の演技から汲み取る事が
出来る。
冒頭から、簡潔な脚本で、テンポが良い。2人は、アントン
(ロナルド・ガットマン)を介して、カフェ・アフリカで
初合い〜結婚〜はい、さようならするのだが、、世の中そんな甘くは無い。
移民局の2人別々テストが、2日後に控えていた、、
お互いでは無くブロンティは、ガサツなジョージがダメで、
周りにも結婚を隠していた。
しかし、テスト合格の為にはやむを得なく一緒に住んでお互い
を知る必要があった。
ブロンティの女友達ローレン(ビビ・ニューワース)と偶々
出会って母の晩餐会に招待されるシークエンスで、ブロン
ティの予期せぬ最悪の事態が、、
ここでのジョージの【振る舞い】は、本編屈指の名シーク
エンス。
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初見から今回も【緊張して笑って泣ける】を僅か数分で見事に
凝縮していると言える。
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これを境にブロンティの気持ちにも大きな変化が。
その晩のジョージの過去話や就寝前の微妙な駆け引きが
ドキドキさせる。
ジョージの言う信念、
「人の心は愛と憎しみが半々で、全てを愛せるなんて嘘っぱち
、善と悪がある」は納得。
テスト前日、メモを取ったり、思い出偽写真を撮影。
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やり過ぎ感あるけど、中々微笑ましい。
いよいよテスト当日、不合格になれば、ジョージは強制送還、
ブロンティは、温室とはおさらば。
観ているこちらも緊張する、、
作中、2人は決して最高点まで到達しないもどかしさが、
また良い。
ラストは、2人にとって◯◯◯であろう。
最初野暮ったいジョージが、最後は素敵に見えるのは演技か
演出か。
*アンディ・マクダゥエル(32)の絶頂期の逸品。