こぅ

脱走戦線 ソビボーからの脱出のこぅのレビュー・感想・評価

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「なぜ生き延びるのか? 復讐だよ
いつかその日が来る 分かるか?」

逃亡/脱走 実話アクション 怒涛の③連チャンの③

ジャック・ゴールド監督による、
イギリス産、実話【脱走・アクション】。

and
ルトガー・ハウアー(ジャケ写の主演はウソ‼︎)


ドイツ軍、グスタフ・ワグナー率いるナチ収容所、ソビボーでは、連日虐殺によるユダヤ人の殺害が行なわれていた。
ただ、ひたすら耐えていたレオン(アラン・アーキン)とアレキサンダー(ルトガー・ハウアー)は、1943年10月14日、遂に大脱走計画を実行に移す。
それは親衛隊を1人ずつ殺害し…。


★脚本
アヴァンタイトル、
テロップで、1942年、ハインリッヒ・ヒムラーは、ラインハルト作戦=ナチスによる、ユダヤ人虐殺計画で、ポーランドに三大絶滅収容所が建設され、最重要はソビボーで、1943年10月14日、WWⅡ中最大の囚人の反乱が起きた場所だ、、

冒頭、
初っ端から脱走を試みた2人が射殺される。

主人公のレオンは、
駅でユダヤ人を迎える役目だ。
連日、汽車で連行されて来るユダヤ人、手に職のある者は、名乗り出て働かされ、残りは、、
先ずシャワーを浴びろ=全裸で並ばされて、処刑部屋で殺され、焼かれる事。
赤ちゃんは、見つかったら殺されるから働きながら隠したが、見つかって、、
あれはムゴい!胸糞だ‼︎ その①
夜は、フォークダンスを踊らされる女子。

レオンは、それに耐えながらチャンスをうかがった。

収容所の生活の中に脱走エピソードが挟まれるのが良い、と 映画的に安易に 言うのは不謹慎になる。
森作業時に脱走失敗した13人にパートナーを選ばせ、計26人、機関銃で一斉射殺、ナチスの見せしめ だろう、これもまたムゴい!胸糞だ‼︎ その②

以後、レオンは、脱走の計画を変更して、練り始めた、、

半ば辺りで、
ロシア軍兵士(ユダヤ人)の行進の中に、ようやくルトガー演じる、アレキサンダー中尉を発見。
レオンは、そのアレキサンダーと手を組む、、
ルカ(ジョアンナ・パクラ)をアレキサンダーの恋人役にして作戦密談を進めた。

決行当日、
1人、また1人、SSを仕留めながら、、

クライマックスは、
文字通りの大脱走。
脱走映画で珍しい光景だ。


締めは、
3作共通のテロップにて主要キャラのその後。


★総評/見どころ
3作連チャンで鑑賞後の感想は、
製作年によって、三者三様 という事。
本作は、
前2作と違い、脱走前 を丁寧に描いている故に、ほぼ収容所での出来事/ムゴさを知る/観る作品で、ピリピリした緊迫感が一番ある。

本DVDは、
完全版からカットされた119分版、過激な処刑パートがもっとあったのかも知れない。

ルトガー(43)は、
やはり、登場一瞬で オーラと安心 もするが、反面、一気に エンタメ度 がダダ漏れになるのは良し悪し。
久々観た、ポーランド出身のジョアンナ嬢(30)は、やはり パー璧美人 だった。

若干のラヴパートが特に不要というか、事実か脚色か、浮いていた。

前代未聞⁈の大胆な脱走計画が見どころ!
こぅ

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