Kiri

お引越しのKiriのレビュー・感想・評価

お引越し(1993年製作の映画)
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「肉やったらお父さんも上手に食べれるんやけどな」
「お父さんー何やー何でもない、呼んだだけや」
「もう、乗ってもうた」
「変えるんちゃうねん、元に戻すだけやーそれやったら離婚したみたいやん、家が2つある、それでええやん」
「62ページまくれ」
「それでもええと思ってた頃もあったのになーそやけど、ええとこあったから今までやってきはったんでしょーええとこてーくよくよせえへんしタフやしー考えへんだけのことやー優しいとこもありますよー気分次第や」
「おそようさん」
「お母さん昨日、これ2時まで考えたんよ、2人憲法や」
「なぁ、通じるかどうかかけてみてよ」
「お父さんの事、母なずなと喧嘩した時お父さんのとこへ逃げないこと」
「うち来い、うちから通え」
「みのるに話して良かった」
「その、じゃんじゃんって何とかならへん?」
「はい、了解しました」
「うちは母親や、あんたは娘やー娘やってだけで何が分かんのー分からへんけど、ちょっとは分かろうとしたらどうなんー分からんもんは分からんでええ、分からん者同士決別や」
「なぁ、私はお父さんとお母さんが喧嘩しても我慢したよ、それやのにお父さんとお母さんは何で我慢出来ひんの?聞きたい」
「テレビ局が来たらなるべくインタビューに応えるべし」
「お揃いで、今立て込んでてお構い出来ませんのや」
「お前はれんの何を見て暮らしてたんやーそれやったら言わしてもらいますけど、あんたは何見てたんや」
「一度だけあなたを頼った時、お前は経済的協力してへんのにうるさい事言うなって、経済的協力、そうです昔の事です」
「何で産んだん?何で産んだん?」
「れんをバイクに乗せた時温かかってん、俺が探してたんはこれやって思って」
「何でこんなとこおんのやろ、三人で幸せやった時みたいに、勝手やないの」
「お父さん、あたしのこと好きか?」
「自分のした事全部覚えてたら、こない長生き出来ひんかったな」
「昔の思い出は片手で数えられるくらいで十分や」
「うちと二人やったらあかんか」
「おめでとうございます、おめでとうございます、おめでとうございます、おめでとうございます......」
「なぁ、お母さん、私、はよぉ、大きゅうなるからな、早く大人になるからね」
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