れもなぎと恋を

ミスター・ノーボディのれもなぎと恋をのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)
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こんなにコメディに振り切った西部劇は見たことなかった。渋くしたいのか、軽やかにしたいのかわからないけど面白いってすごいよね。

女の子あんまり出てこなかったの寂しいなー。西部劇は女の子出てくるとそれだけで少し気に入っちゃう。これは出てこない。バーにいたヘラヘラした女の子は可愛かったな。もっと見たかった。

一緒に見たパパが「昔のヘンリーフォンダを知らないと面白いと思えないよね」って言ってた。私は昔のヘンリーフォンダは知らないけど、面白かったですけど?ぷんぷん。

バーの中でゲームするシーンは何が起こるかわかっているのに楽しくなっちゃう。サーカスのシーンもそう。軽やかでいいよねー。

昔、西部劇で大事なのはテーマソング!ってパパが言ってた。確かシルバーサドルを見てる時だったと思う。西部劇を好きになったのはあの時だった気がする。るんるん。

メガネのくだり、まじでダサいと思ったけどやりたかったのかな…監督が老眼を感じていたのかしら?でも嫌いにはなれない。この嫌いにはなれない、憎めない感じってすごい大切で、それで成り立ってる映画とかもある。人間誰しもみんなに好かれることはできないけど、みんなに嫌われることもできない。殺し屋は迫ってくるけれど、憧れを抱かれてしまったので、俺のブーツにゃがらがらヘビ。愛馬は逃がして帽子を直す。空いた穴は一つだけ。食らった数は一体いくつ?憎めないぜ、肉もないぜ。俺が食ってるのはzuppa di ceci。ひよっこなガンマンよ、親はいったいどこに行ったんだい?