新海誠作品で今のところ唯一泣いた作品
とある批評で、強烈な喪失を経験した人にはささる作品とあった。
なるほどとと思った。
絵は確かに拙い。
でもそれをおいてもあまりある世界観。
地下を旅している間に地上では大騒ぎになってるんじゃないかとか、地下世界が現代に発見されずに残ってるわけないとか、いろいろ突っ込みどころはあるけれど、
そういうことじゃないんだ。
ファンタジーなんだから、細かいところは置いとけ。
それよりも、大切なものにさよならをいいながら、生きていくことの意味が感じ取れるようで、
心が震えて、涙が出てくる。
現代社会に対する風刺が少なかったのも見やすかった一因かな。