「ジョジョラビット」のレビューでなんだかんだ言いましたが、一部訂正したいです。あの内容は今だからできる表現だとばかり思っていましたが違いました。
独裁政治や近隣諸国に対する軍事侵略、ユダヤ人迫害等当時のナチスを、いやこれはもうヒトラーを名指しで非難と風刺する大胆さ。色んなタブーを笑いに変える偉大さ。
笑いってのは形は違えど、根底は同じで万国共通、なにより映画として面白かった。
コミカルなシーンはもはや意図的な煽り。
最後の演説は世界に、後世に訴えかける映画史に残る圧巻の名シーン。
(ちなみにホロコーストを扱った作品でユーモアを持たせた映画はこの作品以後半世紀の間作られなかったそう。半世紀ぶりの作品はライフイズビューティフル)
××ハイルヒンケル
2020.402