独裁者の作品情報・感想・評価・動画配信

「独裁者」に投稿された感想・評価

1940年製作、チャールズ・チャップリン監督・脚本・主演作品。

他の方のレビューでも書かれていますが、戦後に創られた作品かと思ったら、ヒトラーがバリバリ総統だった頃に撮っていたんですね。
チャップリンは自分が持つ映画という武器を用いてナチスと戦っていたんでしょう。

記憶喪失したユダヤ人の床屋とヒトラーをモチーフとしたと思われるヒンケルという独裁者の二役をチャップリンが演じ、それぞれのパートを並行して物語は進みます。
床屋のパートは、吊るし首にされたり、店が破壊されたり悲劇的なことばかりだけれども、それをコミカルに演出しているのがチャップリン流です。でもそれが逆に観ていて辛かったりもします。

ラストの演説シーンは私がわざわざ何か言う必要もない程有名ですが痺れました。
ここまで真っ直ぐに人種差別の撤廃、世界平和の訴えており、それが偽りでなく感じるメッセージは映画史上でも類を見ないのではないでしょうか。
正直チャップリン作品は私に心の余裕が足りないせいでイライラする場面が多いからあまり得意じゃないけど、これは最後のスピーチを聞くためだけに見る価値がある いつの時代に聞いても響くだろうしこの時代にこのコンテンツでこれを発信したことが残り続けることが素晴らしいと思う
R

Rの感想・評価

4.0
高田馬場・ACTミニシアターで鑑賞。

チャップリンが、ヒトラー&ナチスを痛烈に風刺した映画。

特に、ヒトラー役のチャップリンが、地球にみたてた風船をもてあそんで最後はその風船が割れてしまう場面、ナチズムによる世界崩壊を描いた名場面だと思う。
なめこ

なめこの感想・評価

4.4
ラストの演説。
未だに現実にならない事が悲しい…

映画評価基準
 
この映画が好きか 9
没入感 8
脚本 9
映像 8
キャスト 10
感情移入度 9
音楽 8
余韻 10
おすすめ度 9
何度も見たくなるか 8
 
計88点
チャップリンの作品をちゃんと見たのは初めてかもしれない。正直、こんなに笑えてこんなに心に残るとは思ってなかった。本当に素晴らしい作品。コメディタッチでここまで見る人にメッセージを伝えられる事に感動した。
ゲジ

ゲジの感想・評価

3.4
チャップリンの演説シーンが見物。
心をわしづかみにされました。

ただ、全編通して考えると、そこまでの前フリが長いかなあ。

ヒトラーが台頭した当時の社会情勢について、知識はあっても強い実感はないので、演説シーンまでの部分があまり刺さらなかったです。

独裁者のしょうもなさや愚かさも存分に表現されているのですが、情緒不安定すぎてちょっとおもしろがれなかった…。
his

hisの感想・評価

3.4
今作から120分規模になった。
それまでは90分ぐらいだったんだけどね。
まぁ2役やってるから
パート的には半々か。

床屋のパート
同じ場所での小競り合いのような
スラップスティックが
複数あったのは冗長だった気も。

それ以外は以下からそのうち公開
https://wp.me/pag5BM-34L
最後のシーンだけ知っていたけど、コメディで隠しても少し怖さを感じる

昔の映画だから退屈かなと思ったけどあっという間に終わってしまって面白かった
やっぱり最後の演説は好き
人の欲と幸せと平等は永遠の課題だと思う
私は民主主義の下では平等は無理なんじゃないかと思ってしまう、欲に人は負けてしまう、人は上と下を作るのが好きだ常に人より優っていたい生き物だと思う
けれども人の美しい部分を信じたい、優しくて他を慈しむ心があって、時に自分の身を削って人を愛することができる生き物でもある

美しいだけではなくて、人は醜い。だからこそこの醜さから目を背けてはいけなくて、醜さを知ってこそ美しくいられるのではってずっと思ってる。
臭い物に蓋をして、綺麗でいようとする人はちょっと苦手。

けれども、美しい純粋な人には嫉妬してしまうな







脱線
最近、処女の苦悩とか思春期の葛藤とか好きになってきたちょっと危ない扉なのかもしれない笑笑
そんなに美しくないものを、美しいものと信じてるその純粋さと、知ってしまった後のごそっと抜け落ちた感じがなんか良いなぁって思う、美醜ではないけど、人の二面性というか同時に存在できない感じ、作品の処女への拘り?ってこういう事なのかなぁって最近思ってる
mustard

mustardの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

字幕
面白かった!大体映画を見終わった後の「面白かった」はinterestingの方なんだけど、今回はfunnyの方で面白かった。さすがチャップリンだなという感じ。わかりやすいし楽しい。ただ個人的にはもう少し早く総統と入れ替わって色々奮闘して欲しかったなぁ…さっくり終わっちゃったのがちょっと残念だった。ドナルド・トランプの風刺で現代版リメイクとかしてほしいけど色々難しい時代なんだろうなぁ…
以下レポート用の文章。既にこの内容で提出しているので真似したらバレますよ。


『演出』について
監督・脚本を務め、主演も果たしているチャールズ・チャップリンはスラップスティック・コメディのスターということもあり、トーキー映画であるこの作品でもその才能が惜しみなく発揮されていたと思う。チャップリンの演技は目で見てわかる"シチュエーションコメディ"に徹しているので誰でもわかりやすく楽しむことができる。最後の演説もとても熱のこもった演説であり、風刺元のヒトラーとは真逆の内容を演説しつつも、その迫力はヒトラーに匹敵するほどのものであった。
とにかくコメディの才能に溢れていて、特に総統の「何を言っているか分からないのに面白い」という、雰囲気だけで面白さを演出できるのはサイレント時代から映画制作に携わってきたチャップリンだからこその能力なのではないかと感じた。
しかしそのコメディ的なお笑い要素をただのお笑いで終わらせずに、自分のメッセージを観客に伝えるための手段として、ストーリーの脇役として使っていた。映画の本筋を見失っておらず、最後は笑いに逃げず信念を打ち出しているところから「真剣にふざけている」チャップリンの映画スタイルがとてもよく伝わってくる作品であったと思う。

『美術』について
この作品を見てチャップリンの演技の次に印象に残ったのは作品のセット、美術であった。ユダヤ街の屋根の上のセットや総統官邸など印象に残るものが多く、これらの独立したセットたちをカット割で繋ぐことでひとつの建物や空間をうまく演出していたと思う。モノクロ映画である以上、色による演出に制限がかかるため見た目ですぐに状況や場所を判断できるようなセットを作らなくてはならない。特にこの作品ではチャップリンが全く違う人物を二役演じるためその演じ分けの助けとなるようなセットが求められていたと思う。実際、ユダヤ街は屋根の上のセットからも確認できるように並んだ家々は不規則的な形でバラバラでちらほら自然が見受けられたのに対し、総統官邸はスッキリと統一され、雑草どころかゴミひとつ落ちておらず、至る所に×印の旗がかかっていた。これはそれぞれがそのまま民主主義と結束主義を象徴しているようで、作品の世界観の演出に美術が欠かせないことがとてもわかりやすい作品であったと思う。
かずね

かずねの感想・評価

4.5
すごく面白い

チャップリン、毎秒ふざけてる
演技力すごすぎない?

最後の演説は目が離せなかった
>|

あなたにおすすめの記事