戦時中記憶をなくしたユダヤ人の床屋と、
そっくりの独裁者の生き様を同時に描く、
コメディ。
ヒットラーの独裁政治を痛烈に批判している
3rd
「ヒゲ」
「低い背」
「コミカルな動き」
「独特の声質と台詞まわし」
「表情とまなざし」
は
圧倒的な存在感で画面に君臨して
観客を釘付けにし
「煙の中の遭遇」
「追いかけてくるミサイル」
「逆さの飛行機」
「目隠しで屋上」
「音楽に合わせた動き」
「椅子の背比べ」
「上からフライパン」
「止まらない電車」
「食べ物でバトル」
「人が入れ替わる」
映画の原点ともいえるべき、
その後の映画でも使われる数々のシチュエーションは
あげればキリがなく、
かつ絵画や写真のように完成され、
休むことなく動きつづけ、
笑わそうとしてくるこの映画の中で、
「心」を描く一瞬は、
忘れられない感動を観客に与えてきます。
これほどまでに天才的な才能を持つ人間が、
世界的な独裁者をここまで皮肉る映画を創った事は、
まさに「芸術」ですね★
白黒なのに全く退屈しない、観るまでは腰が重いかもしれませんが
本当におもしろい映画★退屈しのぎに10分だけでも観て欲しい