B姐さん

明日に別れの接吻をのB姐さんのネタバレレビュー・内容・結末

明日に別れの接吻を(1950年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

女(バーバラ・ペイト)に包丁を投げられブチ切れるギャグニー。自動車修理工場のオヤジ(ライス・ウィリアムズ)から馬鹿呼ばわりされて足を踏みつけすごむギャグニー。猛スピードで運転し、度胸試しを仕掛けた女(ヘレナ・カーター)のアクセルペダルに置いた足を踏みつけて「どうだ」と言わんばかりのギャグニー。と相変わらずのギャグニー節が全開で、ギャグニーファンなら狂喜乱舞するシーンの幕の内弁当プラス全部のせ。
バーバラ・ペイトのコーヒーを壁にぶちまけるシーンが特に最高。終盤にシャンパンを壁にぶちまける反復ショットもちゃんとある。クライマックスでのペイトの台詞「郊外にある身の丈だけの墓場へ引っ越せばいい。ひとりきりでね。嘘をつく相手もいないわ。明日に別れの接吻をしな!」という台詞もいい。「身の丈だけの」って言うのがね。もちろんギャグニーの、シャンパンの割れたボトルネックを持ちながらの死に様、あの倒れ方!真似したくなるよ、まじで。観なさい。
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