明日に別れの接吻をの作品情報・感想・評価

「明日に別れの接吻を」に投稿された感想・評価

裁判所の場面から始まり、この被告は殺人罪、この被告は殺人ほう助罪、この被告は……と説明されてしまうので、それを憶えていると、途中から物語が見えてしまうノワール映画。

裁判所の場面から回想するかたちで、脱獄シーンが描かれる。
物語は、ラルフ・コッター(ジェイムズ・キャグニー)を中心に描かれる。彼は、かなりの策略家で様々な人をがんじがらめにして自分の思うがままに操るのが上手い。
しかし、残念ながら、女心を完璧に操ることは難しいという物語。

ジェイムズ・キャグニーは頑張っているものの、全体的に散漫な印象の残る映画であった。

このレビューはネタバレを含みます

女(バーバラ・ペイト)に包丁を投げられブチ切れるギャグニー。自動車修理工場のオヤジ(ライス・ウィリアムズ)から馬鹿呼ばわりされて足を踏みつけすごむギャグニー。猛スピードで運転し、度胸試しを仕掛けた女(ヘレナ・カーター)のアクセルペダルに置いた足を踏みつけて「どうだ」と言わんばかりのギャグニー。と相変わらずのギャグニー節が全開で、ギャグニーファンなら狂喜乱舞するシーンの幕の内弁当プラス全部のせ。
バーバラ・ペイトのコーヒーを壁にぶちまけるシーンが特に最高。終盤にシャンパンを壁にぶちまける反復ショットもちゃんとある。クライマックスでのペイトの台詞「郊外にある身の丈だけの墓場へ引っ越せばいい。ひとりきりでね。嘘をつく相手もいないわ。明日に別れの接吻をしな!」という台詞もいい。「身の丈だけの」って言うのがね。もちろんギャグニーの、シャンパンの割れたボトルネックを持ちながらの死に様、あの倒れ方!真似したくなるよ、まじで。観なさい。
星降る夜に押し入れ探検隊57

もうキャグニーがとんでもなく最高過ぎて、にやつきが止まらなくなる。
本作に限ってことではありませんが、内容にマーク数が比例してな~い。
ちょっと少な過ぎやしませんか~い(゜o゜)
ファンならずとも、別作品でキャグニー良いなぁ~と思った方は必見☆彡
アクセルを踏みこんではハンドルをふりまわす目眩がするようなでたらめ、さいこう。
しゅう

しゅうの感想・評価

4.0
「フィルム・ノワールの世界 Ⅱ」にて字幕版を鑑賞。

ジェームズ・キャグニーと云えば、昔宮本亜門のミュージカル「J・キャグニー」でその名前を知ったくらいで出演作を観た事は無かったが、この男が大変魅力的だった。

予備知識なしで観た為、冒頭法廷シーンから始まって7人もの被告が登場した事から、彼らを巡る犯罪群像劇を予想。
キャグニーも登場シーンでは風采の上がらない小男で、単なる脱獄犯の一人に見える。

ところが、次第にこの男が悪漢としての実力を発揮、冷徹な頭脳と酷薄さで周囲を巻き込みながらのし上がっていく手腕は鮮やかで、痛快さすら感じる。

単なる粗野な乱暴者では無く、四次元に関する言葉など鋭い知性も感じさせるこの男に、女性達がいつの間にか虜になっていくのも無理からぬ事と思える。
KOKO

KOKOの感想・評価

-
この極悪フェイスに救いを求める
という選択肢があったことに驚き、
更に男として見てたことに愕然とした。

バーバラはコメディエンヌ。

たぶん一番いいシーンの時、意識飛んでた。
なやら

なやらの感想・評価

4.0
面白い! なんといってもキャグニーの暴力人間ぶりが素晴らしいのだが、そんなキャグニーを取り巻く超激情系ファム・ファタール×2、「ベター・コウル・ソウル」みたいな悪徳弁護士、甘い汁を吸ってる感がゼロでいつも辛そうな汚職警官コンビ等、登場するキャラがいちいち面白く飽きない。
キャグニーが二人の女を落とす描写もそれぞれ最高だったりする。特に、ハイウェイを爆走して黒髪お嬢さんの方を落とすシーンがよい。表向きは普通にスリリングなシーンなんだけど、アクセル上で足を重ね合わせる→キャグニーが女の脚の上から強く踏み込む→速度が上がる、がそのまんまセックスの比喩っぽくなっててなまめかしい迫力あり。上がっていくスピードメーターはエクスタシーの昂揚とリンクしているようで、走るに連れて女の目がトロンとなっていくのがとてもエロい。これだけで全部分かっちゃうから、次のシーンで二人がいきなり恋仲になってても一切違和感ナシ。正面からセックスを描けない時代の想像力/省略力のやばさ。
あと終盤、その黒髪女に銃の所持を見咎められ、捨てられた時のキャグニーの芝居がすごく良かったな。怒りを押し殺す感じと表情の切り替えの間!
佐々木

佐々木の感想・評価

3.5
とにかくバランスがいい。キャグニーに暴れるだけ暴れさせといて、最初と最後は本が締める。これぞギャング映画。小さい事はマッチョにすっ飛ばして殆ど上手くいくけど、より小さい事から致命的逆襲を食らう。2017/8/17シネマヴェーラ。
dailyfroth

dailyfrothの感想・評価

4.0
キャグニー映画のなかでもスコセッシがディカプリオで撮っていちばんはまりそうな上出来かついまやっても面白そうな脚本で、絶妙にユーモアが交えられている点もいい。キャグニー自身もまだまだキレがあって最高だった。
あ

あの感想・評価

4.0
とんとん拍子に話が進むので飽きない、笑えるところもあって楽しかった
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