日本軍の悪名高い731部隊を描いた中国映画を中国の映画館で見ました。ちなみに日中首脳会談が行われた日でした(苦笑)。南京大虐殺を描いて大ヒットした「DEAD TO RIGHTS」とは違って、こちらは中国での評判がとても悪いのですが、見てみてなるほどなと。なにしろ日本軍に片言の日本語を話す美女の軍人はいるわ、花魁みたいなのがあちこち歩いてるわ、学ランや羽織袴着てる奴いるわ、途中でお祭りやって神輿担いでるわ、トンデモ日本軍描写だらけ。731部隊によるグロな解剖シーンもあるのだけれど、ヘンテコ日本軍のせいで反日感情を煽る事はまず無いだろう。B級アメリカ映画に出てくる漫画チックなナチスドイツみたいなもんだ。これがもしリアルに731部隊の行動を描いていたらと思うと日本人の私としてはゾッとする内容だが。731部隊について知りたかったら森村誠一のノンフィクション「悪魔の飽食」がオススメ。