AKITO

乱のAKITOのレビュー・感想・評価

(1985年製作の映画)
4.1
黒澤明版「リア王」。現世でも乱世でも正直者が馬鹿をみる。老人がとにかく走り、その子どもが女狐にたぶらかされる映画。狂阿弥が美味しい役所を演じている。耳の痛い真実の言葉よりも、耳障りの良い偽りを人間は信じる。人間は神仏にも救えない。悲劇。
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