名優仲代達矢さんを偲んで、乱が上映されることを知り見てきた。
劇場公開されたのが40年前、当時小学生だった黒澤明ってすごい監督なんだ、仲代達矢ってすごい役者さんがいる事は知ってはいたが、乱を見たの…
黒澤明自身が口にしていた「映画が映画になる瞬間」という意味を、空間的なモニュメント(像)と時間的なモーメント(瞬間)の交差として、その作品群に接することで、僕は認識するに至ったところがある。
また…
黒澤映画をカラーで見るの始めてだけど、色彩がこれまで見てきた日本映画と違いすぎてビビった。
初めからあまりにも緑い草原の中に陣取るカラフルな衣装の登場人物たちという絵面が、普通ならキツそうなのに絵画…
乱いいね、ピーターとクロガネが良かった。ピーターの「やい!神を!こんな事ヲしておもしろいのか?」に続いて相方が「神や仏を罵しるな!」って台詞がよい。
ニンゲンは憎しみや復讐が大好きで、愛や平安や平和…
人の愚かさを垣間見た。救いがないぜぇ。
豪華な製作陣に色彩豊かなビジュアル。色が感情を引き受けるかのような戦の場面は、色彩美の波に悶え、観る者を溺れさせる迫力がある。3時間近くの構成にもかかわらず…
狂った今の世で気が狂うなら気は確かだ――
構想10年、製作費26億、配収16億7000万(小声)、日本の戦国時代を舞台にしたクロサワ版『リア王』。4Kデジタル修復版を【仲代達矢さん追悼上映】で。
…
これが黒澤作品か。すごい迫力。おどろおどろしい造形。
最後まで集中して見られた。
長男と三男が自分より先に死んでいくが自分だけ生きながらえてしまうという辛さ。仲代達矢がよく表現していて見事だった。…