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Avalokiteshvara(英題)
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『Avalokiteshvara(英題)』に投稿された感想・評価

原題「不肯去観音」。9世紀の中国と日本を巡る観音菩薩像の伝説を映画化。中国四大仏教聖地のひとつ普陀山の観音信仰の始まりを描く。日本未公開。

唐の時代、皇太后・正夫人は体の弱い息子・光王の健康を祈願するため普陀山の陶工・于秀に観音像の制作を依頼する。遂に完成の日、于秀は蓮池で生後間もない女の子を拾い“蓮妹”と名付け育てることに。20年後、蓮妹(リー・チュン)は善良で慈悲深い娘に育ちまるで観音様のようだと評判になっていた。そのころ日本は平安時代。唐に有難い観音像があると聞いた橘皇太后(中野良子)は、戦乱を治めるために像を譲り受けてくるよう僧侶・恵萼(中泉英雄)に命ずる。しかし、彼が到着した唐では武宗皇帝が廃仏令を出して仏教を弾圧し、自らの帝位をおびやかしかねない光王(ニエ・ユアン)の暗殺を企てていた。。。

中国の有名な聖地・普陀山の起源に日本が大きく関わっていた事を初めて知り驚いた。映画の内容はほぼ史実に即しているが、ヒロイン蓮妹のエピソードは民間伝承とのこと。美しい中国のロケーションに、歴史もの、アクション、ファンタジー要素が盛り込まれ、さらに個人的に仏像が好きなのでとても面白く観ることが出来た。

実在した僧侶・恵萼(えがく)を演じた中泉英雄が後に「南京!南京!」(2015)で主演を務めたのは本作がきっかけとなったようだ。意外に日本では中国仏教に触れる機会がないため、復元された当時の五台山や巨大千手観音、僧侶の祈祷法なども非常に興味深かった。

本作がなぜ日本未公開なのか解らないが、中国映画全般があまり日本で公開されていない印象がある。戦後80年の今年、中国では「南京照相館」(2025)、「731」(2025)と抗日色の強い大作が続けて公開された。それらが日本で公開されない理由はわかるが、本作のように徹底的な平和主義を主張する作品は是非公開してほしい。真面目過ぎてマーケティング的に難しいだろうか。


※映画のラストに映し出された巨大仏は、現在の普陀山に立つ普陀南海観音像(33m)。ちなみに岡山市の西大寺は普陀山と交流していて、普陀南海観音像の10分の1の大きさの南海観音像が寄贈されている。

※不肯去観音とは、「どうしも去らない観音」の意味。西暦800年代半ばに日本の僧侶・恵萼が五台山から観音像を日本に持ち帰る途中に普陀山で座礁。観音像が日本に行こうとしないからだと考え、ここに観音像を安置したことからこの地で仏教が盛んになった。