このレビューはネタバレを含みます
噂の怖さを映画にしました。
何が怖いってゾンビでも怪物でもありません。
子供のウソからでた噂によって
仕事も生活も人を信じることも無くしてしまった。
仲のよい2人カレンとマーサで寄宿舎学校を経営していた。
評判もよく生徒たちも集まり軌道に乗り始めていた。
カレンには婚約者がいた。この2人の間にそんな気持ちはなかったはず。
同性愛はこの時代は罪になる。
ギルティなのである。
自ら求めたのであれば信念があるから選んだ道を進める、でもそうでない自分たちはどうすればいいのか?
生きていく術を取られて行き場がない。
噂により信用を無くした。
マーサはそのことにより自分の気持ちに疑問が、結婚によってカレンを取られてしまう嫉妬心、もしかして…
でもウソとわかり晴れて疑惑はなくなるのだが時はすでに遅く。
カレンは前を上を向いて生きていく。
一度グレーになった色は再び白には戻らない。
オードリー・ヘップバーンとシャーリー・マックレーンの楽しそうな共演かと思った、それに
監督は『ローマの休日』のウィリアム・ワイラーだから
噂の二人って違う意味の明るい映画だと思って観た映画
中々の社会派映画。
もっと無実を主張してもいいんじゃないかと思ったが時代がちがうのかな?
マーサに気持ちがあったからかな?
途中で映画に入っていき
あの子に平手打ちしたくなった。あの子は将来どんな人になるのだろう?