かつて私の住んでいた街は所謂LGBTQの人々が多く住む所だったが、こういったハードコアな人々はあまり目にすることはなく、小綺麗な同性カップルが手を繋いで歩いているだけだった。その手の店も通りには多くあったし(入る勇気はなかったが)、8月にはPride Parade という町で最大の派手な祭りが行われていた。
私は取り立てて女性にモテていたわけではないが、男性には一瞥もくれられたことは無い。と思う。昔ノンケの友人で良くその手の男性にモテている奴がいたが、少し不憫だった。当人にはその気が全くなかったから。
八十年代でこういったテーマを映画で取り上げるのは相当先鋭的だと思う。
刑事ドラマやアルパチーノが好きでも、なかなかとっつきにくい。
この映画から43年経って、アメリカ下院で同性婚の法制化が可決された。
多様性を公に認めることは良い事だろうが一方で妊娠中絶の権利が覆された。
カソリックが強い州ではその判断に従うことが増えそうだ。
民主主義は多数決が正義。
マイノリティの声は大きく無い限り政治に反映されることは無い。
