インドシナ戦争、終焉の叙事詩。
監督は、撮影兵として、現場に居り、生き残った数少ない捕虜の一人との事。
撮影は、なんと現地。作戦時のフィルムは投降前に廃棄させられており、まるで現場を再現するような、気魄を感じさせる。
捨てられた戦争を闘う、最後の部隊の淡々とした記録。
見えない敵と闘う外人部隊。
米国カメラマンが狂言廻しとなっており、
戦争映画としての派手さは皆無だが、現場の持つ、場の凄みみたいなモノを感じ取れる。
カメラが良い。
歴史の一場面を描いた、メモリアル映画かと思う。執念の一作。
VHSとレーザーディスクしか出ていなかったが、今はu-nextでまさかの配信あり。
ありがたい。