ピロシキNo10さんの映画レビュー・感想・評価

ピロシキNo10

ピロシキNo10

  • List view
  • Grid view

十戒(1956年製作の映画)

3.0

70年代、ガキの頃に観たと思うんだが、地上波初放送は、91年。

くっきりと覚えているベンハーと、混同してしまっていたようだ。

海を割るシーンは、大魔神の記憶かも。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

デンマークと、ドイツ共催の戦後処理映画。

デンマークは、国体を保持したまま、ナチスの支配国家となっているが、ユダヤ人の供出も実施せず、中立のスエーデンにまるまる逃がす等、なかなか珍しい立ち位置の国。
>>続きを読む

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)

3.5

初見。 



脚本は好き。

航空戦力が画面に入った途端、良い絵になる。

そんな感じで、こだわり箇所と、全くこだわらないところのバランスが、悪いような。

一番の見せ場が急斜面な為か、ひたすら単調
>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.0

公開時以来、2度目の鑑賞。

当時、皆で歌える歌がミッキーマウス位しか無いんだと伝え聞き、かなり驚いた記憶。

短編二つ分のエピソードしか無いのが、なんとも。

更にセット感に馴染めずあまり印象は良く
>>続きを読む

キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット(2005年製作の映画)

3.5

劇場版を観直したら、大変面白い。
で、ディレクターズカットに買い直し。

コチラが完全版で、劇場版は不完全版。

最初から完全版を観るのがオススメ。

ウェディング・ベルを鳴らせ!(2007年製作の映画)

3.0

治安の悪いコメディ。圧が強い。

この監督の作品は、白猫黒猫以外は、割と苦手だったりする。

真珠のボタン(2015年製作の映画)

3.5

ネイチャー視点で見せる、二つの虐殺史。

やけに、美しかったり、詩的ですらあるんだが、メモリアルとしてのこだわり仕上げと思うと、納得がいく。

リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.0

昨晩、夢を見た。

土の中のスカラベになって、穴を掘り続けている。

苦闘していた。虫なので感情とかは無い。

やがて、脚が動かせなくなり、死んだかと思う。

次の瞬間、同じく土の中のカエルになった。
>>続きを読む

アレクサンダー大王(1980年製作の映画)

4.5

ギリシャの伝統的な義賊と、コミューンの邂逅、そして起きた事件の顛末。

何世代にも及ぶ抵抗の果て、共産主義の流れに飲み込まれ、暴力装置としてのみ機能する義賊達。


抵抗の歴史であり、国民的ロマンの対
>>続きを読む

デニス・ホッパー/狂気の旅路(2017年製作の映画)

-

ラストムービーを観直したので、
ついでに。


ところが、デニス・ホッパーが何故バスクリンのCMで、アヒルちゃんと風呂に入っていたか、経緯が思い出せない。


そこが気になって、気になって、気づいたら
>>続きを読む

略奪の大地(1988年製作の映画)

4.0

ブルガリアの激シブ歴史モノ。
撮影は現地。小説が原作。

オスマン帝国支配から300年、ハンガリーのとある村。
支配が緩く、住民はキリスト教徒のままだったが、改宗を迫るイェニチェリ部隊が村を訪れる。改
>>続きを読む

The Red and the White(1967年製作の映画)

3.0

いつのまにか、YouTubeで公式配信になってた。自動翻訳で鑑賞。

無理スジのハンガリー視点。

赤軍のハンガリー義勇兵VS白軍。

取り敢えず、赤軍掃討戦の様子。

ドラマ性は、あるにはあるが、
>>続きを読む

サンストローク ロマノフ王朝の滅亡/サンストローク 十月革命の記憶(2014年製作の映画)

3.5

やっと観直した。前半が退屈過ぎる。
ロマンスに寄せた編集がアダ。
まぁ、原作がそうなのか。

ソビエトの成立秘話、的なヤツ。

赤軍に投降した白軍将校達の末路。

ノホホンとして、退屈だが、まぁ、そう
>>続きを読む

ロビンとマリアン(1976年製作の映画)

3.5

何から何まで地味仕様だが、どこも悪く無い。むしろ面白い。

すっかりイギリス映画のノリ。

僅かに残るロビンフッドの毒殺伝承を、どうしても恋愛絡みに翻案したかった様子。

ロケーション、カメラ、キャス
>>続きを読む

D.O.A.(1980年製作の映画)

3.5

シーンも、オーディエンスも、ズルズルと地べたに崩れていく様が、さらりとドキュメンタリー化。

良い視点だと思う。

反体制扱いされていて、ウケる。

パンクはただのロックンロールでしかないし、単にイギ
>>続きを読む

レニングラード攻防戦 II/攻防900日(1974年製作の映画)

3.0

ニューマスター版で購入。
一枚目と違い、2枚目は16:4。
一枚目より画質が落ちる。

一枚目だけリマスターしたあとに、版権売られたんだろうか。

三年弱の封鎖で、市民100万人死亡、ほとんどが餓死者
>>続きを読む

レニングラード攻防戦(1974年製作の映画)

3.0

画質の悪いジュエルケース版が欲しかったんだが、ニューマスター版が2枚組で500円だったので、諦めて購入。
ソビエト時代の映画は、ミドリの発色が命。ワイド感を感じないと思ったら、なんと、一枚目は4:3画
>>続きを読む

ジョヴァンニ(2001年製作の映画)

4.0

直接、ルネッサンスの終焉に結びついたであろう、教皇軍のリーダー、メディチ・ド・ジョバンニの死亡の経緯。

新型兵器の最初の犠牲者。

一騎討ちの時代にも関わらず、味方が横流しした新型大砲で撃たれて、そ
>>続きを読む

愛と戦火の大地(1992年製作の映画)

3.5

インドシナ戦争、終焉の叙事詩。

監督は、撮影兵として、現場に居り、生き残った数少ない捕虜の一人との事。

撮影は、なんと現地。作戦時のフィルムは投降前に廃棄させられており、まるで現場を再現するような
>>続きを読む

戦火の愚かなる英雄(2013年製作の映画)

3.5

ルーマニア、ドイツ、ベルギー合作。

このお話の後、秋にはソビエトに降伏、と言う見えないオチ。

1950年以後は、土地の国有化が進められ、89年のルーマニア革命までは、共産主義独裁国家。

04年N
>>続きを読む

キャッチ22(1970年製作の映画)

4.5

ブラックコメディとの事で、40年以上、避けていた一本。
危なく一生見逃すところだった。

カリカチュアこそ極端だが、笑える所はほぼ無し。そこを笑うならコメディ。

間違いなくブラックで、テクニカルな大
>>続きを読む

ズールー戦争/野望の大陸(1979年製作の映画)

3.5

コチラは79年版。
二番煎じと思っていたら、そんな事は無く63年版より、ずっとスペクタクル。


千人の部隊が何故負けたかが79年版。
割と先入観どうりの出来。

百人の部隊がどうやって生き延びたかが
>>続きを読む

PLAYBACK~アレクセイ・ゲルマンの惑星(2012年製作の映画)

3.0

今週は、神々のたそがれ本編を二周していい感じ。
せっかくなんで、特典付きを買い増しし、
3周目。

特典が本作。

他国人が撮った撮影所レポート。
プロモート視点が無い。

前半ロケ地のチェコではなく
>>続きを読む

ヘマヘマ:待っている時に歌を(2016年製作の映画)

4.0

最強のチルアウト?ムービー。
これはびっくりした。

お話ははあるんだが、前半ほとんどは死者の書、の歌と踊り。

架空?の宗教儀式と、因果律。

まるで仮面劇のようだが、仮面を着ける事で、誰でもない者
>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

マスターピース。

水木しげる先生が、
コミカライズすべき案件。

絵本や、版画風アニメで観てみたい気もする。

買うの忘れてたら、配信開始。
買わねば。

美しい星(2017年製作の映画)

3.5

原作三島由紀夫。
未読。
50〜60年代の、核戦争不安時代のSFらしいが、現代版なので地球温暖化。
その辺りが、絶妙。


充分楽しめました。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

敢えてだが、普段から意識して触れない、三島由紀夫についてのドキュメントを観てみた。

えらく素直な天皇陛下礼賛が、なぜだか、良い。

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.0

主人公を取り巻く、様々な問題をコレでもか、の勢いで観せられる。

随分とカオスな出会いにハナシがまとまって行き、
当たり前のバッドエンドィングを捨てて、良くなった感じかも。

まぁ、いろいろと解決する
>>続きを読む

サント VS ゾンビ(1962年製作の映画)

3.5

久々に鑑賞。

プライムだとモノクロ時代の作品になるが、YouTubeだとカラー時代のモノも観れる。

60年代より、何十作となく撮られた、実在の覆面レスラーが、月光仮面や、バットマンの様に活躍するシ
>>続きを読む

ミラージュ(2007年製作の映画)

3.5

変な味わいと余韻が残る、リアルヒーローモノ。

それなりに好き。


メキシコ辺りのレスラーヒーローモノ、みたいなピュアさ加減というか、あー言う図々しさに近いモノは無くて、もっと現代的で、哀しい。
>>続きを読む

白痴(1999年製作の映画)

3.0

サブカルですよ臭がキツい。

つうか、安吾の白痴が観たくて観る作品ではないよな。

ちょっと、ごめんなさい、でした。