リチャード・ドナーは中世を描いた「タイムライン」という大コケ映画があったが、それよりも同じ題材であるこちらの方が出来はかなり良い。
中世の世界で盗人の少年が引き合わせた、夜は狼の姿に変わる騎士と、昼は鷹の姿に変わる姫。
二人の呪いを解くため冒険の旅に出る。
まさしくファンタジーでしかありえない設定だが、演じるルトガー・ハウアーとミシェル・ファイファーのはまり具合はかなりのもの。
だがつなぐ役目のマシュー・ブロデリックがあまり意味のない配役であり、対峙する司祭も存在感が薄く、二人以外は物足りない部分が目につく映画。