北海道紋別の森林地帯で開発工事を行っていた会社がある日、巨大な古代遺跡を発掘した。
その遺跡の中には太古の時代に恐竜を絶滅に追いやった宇宙怪獣デスギドラが封印されていたのであった・・・・。
古代の眠りから覚めた宇宙怪獣に立ち向かう地球の守護神モスラの活躍を描いた特撮怪獣パニックファンタジー映画。
東宝怪獣の中でも人気の高いモスラを主役にジュブナイル的な要素を取り入れたまさに家族で楽しめるファンタジー怪獣映画に仕上がっていた。
特撮はさすがに迫力がありデスギドラのドラゴンのようなかっこいいデザインやモスラとデスギドラの対決シーンなどはなかなかの出来であった。
ただ個人的に怪獣映画に欠かせない要素である都市破壊描写が皆無であったのは非常に大きなマイナスであった。
テンポも微妙な感じで、もう少し上映時間を短くまとめることもできたのではないかと感じた。
全体的には家族みんなでポップコーンでも食べながら気楽に鑑賞するには悪くない作品だった。
