ぶどう

君に届けのぶどうのレビュー・感想・評価

君に届け(2010年製作の映画)
3.0
たべちゃんかわいい!三浦春馬きらきら!
そんな本作。

さわこのぼそぼそしゃべりがちゃんと観ている側に伝わるのは、たべちゃんの透明感のある声質と技量のたまものかな。

おとなしくて、人と殆ど交流なく高校生になった女の子爽子と、そんな女子を好きなった王子様系きらきら男子風早君の物語。
気弱な女子にぐいぐい迫る、自分の見た目の良さを自覚している男子の物語ってよくあるので本作もそういうのかな、と予想していたけど全く違った。
友達もいなくて他人との付き合い方がわからない、いわゆるコミュ症の爽子は、もちろん恋愛も未経験。そんな女の子に自分の気持ちを押し付ける事なく、自分に気持ちが向いて恋愛ができる様になるまでそっと見守る風早。
途中、正直言って長いな、と感じたが、原作のあらすじをなぞる様な漫画実写が多い中、爽子がゆっくり友達やクラスメート等との交流を経て、風早を好きだと自認するまでをとても丁寧に描いていて好感が持てた。
そして爽子が友達もできていきいきしてくる様をとてもうまく多部未華子が演じている。劇中、爽子がどんどん可愛らしくなっていって、すごい、と思った。
そんな爽子を付かず離れず、優しく見守る三浦春馬の風早君も、とても良かった。
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