虎舞羅ーコブラー

狼よさらばの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

狼よさらば(1974年製作の映画)
3.7
現在でもリメイク作が作られ、日本でも三池崇史監督・哀川翔主演「太陽の傷」など、数々の作品に影響を与えた『Death Wish』シリーズ第一弾。

・あらすじ
毎日の様に強盗・殺人事件が起こる荒廃したNY。建築設計士のポール・カージーの妻がある日強盗に殺害され、娘も精神を病んでしまう。孤独になったポールはある日、会社の出張でアリゾナ州に赴く。そこで自警団の精神に感銘を受け、ガンマニアである顧客から拳銃をプレゼントされる。ポールは拳銃を手に、夜回りを始める…。

・感想など
本作の特徴は、ただの復讐アクション映画として描かれていない事です。
46年前の作品とは言え、現代のアメリカの社会問題に繋がる社会派作品でした。
本作のテーマ"殺人は時に正義となるのか?"ですが、彼の行動は正義とも言えるでしょう。ただ、法律上は悪。深淵の様なテーマは、深い余韻を残していきましたね…。
チャールズ・ブロンソン、渋くて演技も良かったです!