狼よさらばの作品情報・感想・評価

「狼よさらば」に投稿された感想・評価

いわゆるブロンソン無敵劇場とは一味違う、ほのかにアメリカンニューシネマっぽいバイオレンスサスペンス。

みどころ:
あまり強くないブロンソン
変わりゆくブロンソン
妙に真剣で社会派
ツッコめなくて寂しい
ちょっと地味

あらすじ:
1970年代のNYは年中犯罪祭。エリート建築士のポール・カージーも、強盗に妻を殺され娘は再起不能に。犯人は捕まらないし娘は脱け殻。失意のカージーを心配した社長は、療養もかねてツーソンへの出張を薦める。
ツーソンで待っていた取引先に連れられ西部劇の撮影現場を訪れたカージー。そこで、法で裁けぬ悪党を自警団が懲らしめる物語を目にした彼の胸に、今復讐の火が点った…!

最初は罪悪感に苛まれていたのが、徐々に復讐を正当化していくさまがなかなか見せます。主人公の背景、殺人犯の顛末、警察の対応など、普段なら無視されるディテールにも一通り説明がついていて、笑いはほぼ無し。清貧ではないにしても貧乏人を狩りまくるせいか、手放しでカージーを応援できないという手の込んだ脚本の巧さまであり。「理不尽に強いブロンソンがクズを射殺しまくる映画」ではないのでご注意。

…と思ってたら5まで続編あんのかよ!3からはブロンソンムービーだそうです笑
ヴイジランテものの元祖として楽しく鑑賞しました。若いジェフ・ゴールドブラムが出てきて嬉しかった。
YY

YYの感想・評価

3.5
貧困を生み出す、社会の上層へ制裁を加えるのではなく、他の映画だったら被害者として描かれてもおかしくない底辺の者たちを殺しまくる。時代ってやつなのか?どっちが良いとか悪いかの話ではなく。妻殺されたらああなるのはわかる。わかりやすいが嫌な説明くささのない語り口がストーリーの乾き具合とよくマッチしていて良かった。ブロンソンかっこよかった。
Haman

Hamanの感想・評価

4.2
夜な夜な食虫植物のように強盗を待ち受ける復讐鬼。
誰か見てるぞ!ではなくブロンソンが見てるぞ!ってなわけ。
最後の笑顔が最高にゾクゾクする。
ちょい役の強盗がジェフ・ゴールドブラムに似てるなあと思っていたら、ジェフ・ゴールドブラムでした。デビュー作だってね。
abdm

abdmの感想・評価

3.5
明らかにアウトローで絶対に銃を持ってはいけない狂気が顔面から、立ち姿から、背中からビンビンに溢れて出るチャールズ・ブロンソンが今作では暴力を排し、平和を愛する良き中産階級家庭の夫であり父を演じる。
そんな非暴力平和主義者がある時復讐の為拳銃を手にする。
そして次々と強盗をぶっ殺し、70年代の腐敗したニューヨークを西部劇にする!
行き過ぎたビジランテがどれほど恐ろしいか、ヒーロー映画が盛り上がる今だからこそ響くものがある。
YZ

YZの感想・評価

3.0
チャールズブロンソンの演技は流石。
ただ、ストーリーはどこか物足りなく感じた。正義とは?というテーマだと感じたが、それにしてもふわふわとした終わり方に見える。
otom

otomの感想・評価

3.6
良くも悪くもアメリカ。妻を殺された事から復讐を誓うチャールズ•ブロンソン。アメリカお得意の自衛の建前の元のフロンティア•スピリットが誤爆。全く関係ない辻強盗を殺しまくるが、タクシードライバーみたいで嫌いではない。色々とツッコミ所はあるものの、この時代のNYを描く映画は好きではある。ハービー•ハンコックの音楽もグルービィで大変良い。後の蝿男、ジェフ•ゴールドブラムもチョイ役で出演。良作。
ageless505

ageless505の感想・評価

3.9
暴漢に妻を殺され娘を凌辱された男が<復讐>に走る。幸福な日常を破壊された夫としての無念、父親としての恨み。男を突き動かす復讐心の矛先が<実行犯への報復制裁>へ向かないところに形容しがたい凄みがある。

巷にあふれる路上強盗や暴行行為など<犯罪そのもの>への嫌悪憎悪。自らが処刑人となり次々と犯罪者へ32口径をブッ放す。
やがて歯止めが利かなくる男、その衝動だけが描かれる。<社会正義>の行動なのか単なる<快楽殺人>なのか。チャールズ・ブロンソンの表情から内面心理を読みにくいのがたまらない。
警察サイドの浪花節な応対もいい味。

暴漢の中にジェフ・ゴールドブラムがいたり、路上強盗の超端役で無名時代のデンゼル・ワシントン(鉄パイプもってイキッってておかしい)がいたり、楽しみどころ多し。
なにこれカッコイイ・・・!
チャールズ・ブロンソンというとタフでズル賢い小悪党のイメージだが、本作はうってかわって誠実な亭主で、妻を殺し、娘をレイプした街のウジ虫どもを駆除していく復讐鬼を演じ切っている。
間違いなく俺のブロンソンBEST1ムービー。
大塚周夫の声で聞くとなおいいぞ!
MtD

MtDの感想・評価

2.0
1カット目に映し出されるグラマラスな美女、絶対死ぬやん!と笑いながら見始めたが思いのほか重苦しいストーリー。
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