閉店中のカフェバー。ソファーで目を覚ましたイズミ(平野尚美)は、知らない男に銃口を突き付けられていた。「きっと、追われてるのはアンナね。」「人違いってことか?」「かも。」 殺し屋・ボギー(萩田博之)の前で、昨日からの出来事を話し始めるイズミ。 あるマンションに空き巣に入ったアンナ(丸山莉奈)とイズミは、何者かにハメられマフィアから追われる身となっていた。逃亡の際、駐車場にいた運転手・中島(蜂谷英昭)を車のトランクに押し込み、絵描きの若者・裕也(福原龍彦)のアトリエに立て籠る。 「お前ら、間違いなく殺されるぞ。」と軽口を叩いた中島をボコボコに殴り倒すアンナだったが、油断した隙に反撃され銃を奪われる。代わって場を仕切りだしたのは中島。 しかし、イズミはなぜかそこで解放された。「どうしてお前だけ逃がされた?」「さぁ?」。 『なにかあったらここで』アンナとの約束だった。果たしてアンナは無事なのか?イズミだけが解放された理由は? その時、二人の前にもうひとりの殺し屋・ミッキー(坂本三成)が現れ、私立探偵(神威杏次)から聞いたという「ことの真相」を語りだす。