富士山

ATOMの富士山のレビュー・感想・評価

ATOM(2009年製作の映画)
1.0
再掲。手塚治虫的ニヒリズムを徹底的に脱色したアトムでした。個性を消して、無難を究めれば世界規模でアベレージを出せて、一部に喜ばれるよりはるかに儲かるだろうというのは賢明な戦略なのでしょうが、誰も喜ばず、何も生み出さない作品になったと思います。どれだけ売れたかは知りませんが、ピクサーがそれまでにない意欲的なテーマを扱って世界的に大ヒットさせていている今となっては、この無難さは日本産コンテンツの自殺に近いでしょう。
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