あおいことり

川の底からこんにちはのあおいことりのネタバレレビュー・内容・結末

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

持ち点0.5±
★監督 0.5
★演者 0.5
★演技 0.5
★脚本 0.25
★評価 0.25

普通より下だから頑張らないといけない。でも頑張ってもどうにもならない事はある。それでも頑張るんだというメッセージが主題。
私はあまり感銘を受けなかった。

満島ひかりちゃんらしい役作り。監督の演技指導は劇中で主人公のフラストレーションが爆発するように考えられており、前半は細かく演出に指示を出して抑え込んでいるが、後半は主演の演技力に委ねている。脚本の読み合わせ、コンテ等もなし。主演の素材の良さが勝負の決め手だったように思う。

どん詰まりの様子を下品に表現したり、5という数字にこだわる意味が今ひとつピンと来なかった。散骨は粉砕してパウダー状のものを川に撒くのかと思ってたら、そのまま遺骨遺棄…。さらに遺骨を雑に扱う事で笑いを誘おうとするのには抵抗があったなぁ。

太っちょ女子大生としじみ漁の旦那さんが浮気して帰らない様子と主人公も皆もさして変わらないという意味を表すシーンのしじみ汁の差し入れ。戻ってきた旦那の頭を引っ叩くシーンも主人公が逃げた彼氏を受け入れるんだなぁとわかる。短い尺によく入れ込んだと考えるべきか悩む。

主人公と連れ子が少しずつ距離を縮める様子はほのぼのした。
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