Tatsu

モラン神父のTatsuのレビュー・感想・評価

モラン神父(1961年製作の映画)
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メルヴィルで1番好きかも。カメラ位置の緊張。ドイツ占領下のフランスで、(明言はされないが)バイセクシュアル女性を主人公に、宗教との接触を通して、内省的高潔さと人間的欲望の間に翻弄されながらケアを施行していく様子が描かれ、全くもって現代においても古臭くない話。神父役のベルモンドの不穏。一挙手一投足に目が離せない。ラストの部屋の風と暗闇に包まれた階段。
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