こういう感染パニックものがすごく好きで、ゾンビ系は2000年以降の有名どころは大体見てるし、『ハプニング』なんかも記憶に新しい。
でもこの作品に関しては、ちょっとマイナス要素が目立った。
まず、導入が長い。自分がこの手の映画を見るのは、感染が広がって街がパニックに陥る様とか、非感染者が感染者に襲われるのを観賞したいからなんだけど、開始後30分経つまでなかなかそういう場面は見られない。サスペンスとして見ればぜんぜん悪くないんだけど、パニックホラー目当てで見てたせいでちょっと退屈に感じてしまった。まあでもこれに関しては自分が悪いとも言えそう。
そして、幕引きがやや雑。あれよあれよという間にワクチンが散布されて社会が元通りになって、~そして1年後~みたいな終わり方をする。もうちょっと捻りが欲しかった……。
ニコール・キッドマンの演技はすごく好きだし、感染にまつわる設定も少し珍しいものだったので、見て後悔というレベルではないからまあいっか。100円の元は取れたはず。