うらぬすさんの映画レビュー・感想・評価

うらぬす

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まだまだにわか

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ライフ(2017年製作の映画)

3.7

ゼロ・グラビティほどじゃないにせよ、宇宙空間の映像は素人目には結構スペクタクルに映った。
スリリングさもなかなかで、下手なホラー映画よりよっぽどホラー。知性があるとは思えない見た目なのに知性があるらし
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.4

ブレイク・ライヴリー自体の魅力に下支えされてて、それ以外は無難で突出したところがない

汚れた血(1986年製作の映画)

3.1

陰翳が深く妙に艶めいた色調にうっとりこそすれ、自分の感性の鈍さゆえかひとつの映画として心から楽しめるには至らなかった。この作品の真価を理解できるようになるか、あるいは「こんなのはつまらん駄作だ」と自分>>続きを読む

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.3

アリス・マンローの原作を読んだ方が楽しめる気がする

サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

色彩設計も相当ヤバいけど、とにかく音楽が死ぬほどうるさくてめっちゃウケた。悪魔の傀儡どもが悍ましい宴を開いているみたいな。そのせいで全然怖くはないものの、変態的な怪奇オカルト映画として観れば十分楽しい>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最初の数十分はホラーらしい現象はほぼ起きていないのに、もう既に不吉な気配が充満しててヤバかった。不安を煽るカメラアングルとか被写界深度の巧みな操り方とか、好きな要素はたくさんあるけど何より悪魔崇拝が核>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

起承転結のバランスがあまり取れていないし、リズ・アーメッド演じるドレイクは魅力不足。ヴェノムのことはそこそこ好きになれただけに、もっと上手く脚本を作れたんじゃないかと思えて残念。……けど3.5の評価を>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

分かってはいたけど劇場で観てこそ楽しめるやつだ……。冒頭10分近くもほぼ無音なんて映画館における体験としてはあまりに異様だろうし、自分を含め観客がみな息を潜めるその状況すらきっとこの作品の一部になる。>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.0

試写会にて。
同性愛矯正施設の実態、というかそんなものが存在すること自体絶句ものだし、宗教はここまで人の判断能力を曇らせるかと驚きを禁じ得ないんだけど、ジャレッドはあんな目に遭ってもなお父を憎まず世を
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

権力者の息子はいつだってろくな人間に育たない。犬殺しはどんな罪より重いからもっと無慈悲に残酷に容赦無く殺してやってもよかったくらいだけど、そうせずスマートに片付けるからこそ良いんだよね、きっと。
スタ
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好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.6

セオリー通りのラブコメという感じではあるけど、会話の愉快さとキャラクターの魅力は平均点を超えた。

ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.6

思ったよりスローで渋い仕上がりだったけど、西部劇はやっぱりいいね。
金を巻き上げるだけならともかく人を殺してるのに義賊扱いで持て囃されるなんてまさに世も末ってやつ。実際その時のアメリカは禁酒法と世界恐
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八月の鯨(1987年製作の映画)

3.3

ほぼ会話劇だけど会話そのものは特段面白く感じられず、シチュエーションと設定、それと身も蓋もないことを言うとおばあさんがおばあさん然としてるその佇まいこそが叙情的な豊かさを生んでるに過ぎないと感じてしま>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

「異種族間のふれあい・友情」ネタが個人的に好きで、生命倫理の観点も自分の考え方に合致してるから今作の方向性は受け入れやすかった。でも娯楽映画である以上主人公らが恐竜に襲われる=恐竜が敵となる描写は必要>>続きを読む

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

神経が磨り減るなんてもんじゃない……。
地雷を埋めることが悪魔の所業なら、その撤去を少年兵に強制するのは? 戦争後もなお残る憎しみのせいでそんな当たり前の疑問すら浮かばなくなるのなら、それこそ戦争のも
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.7

ポップな北欧映画というものに個人的に勝手に期待していることがほぼ実現されている作品だった。インテリアや雑貨や内装の華美過ぎないお洒落さ、鮮やかな色彩、湿っぽくないけど適度に情緒的な人間の描き方。加えて>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

顔のクローズアップの多さが印象的。細やかな感情の揺れ動きを丁寧に撮っている。

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.6

痛々しくて画面から目を背けてしまいそうに。戦闘のむごさを克明に伝えているという点ではもっと知名度のある他の戦争映画にも劣らないかも。
プロパガンダ色が強いけど、そういうのはもう気にしないことにした。映
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.7

些細な描写の積み重ねが功を奏して、家族の関係性やその人物の人となりがわざとらしくない形で浮き彫りに。
自分がまだ小中学生くらいのとき、友だちの両親が離婚しても他人事だったけど、程度の差こそあれこういう
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

子供のことを「授かりもの」=ギフトとも表現するよな、とふと鑑賞中に気づいちゃってオチが読めた。でもこれたぶんゴードンは本当にはやってないだろうしDNA鑑定すればいいだけでは……?
気味の悪さと胸糞悪さ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

派手なガジェットも驚くべき視覚効果も無く、目立ったSF的要素はタイムスリップただひとつでアイデアもかなり古典的にもかかわらず(原作ハインラインだしね)、深い思索へ誘う佳作。その意味ではSFはSFでもS>>続きを読む

ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)

3.5

誰もが抱えているわけではないけれど、誰かがきっと抱えている性の悩み。寄り添うでも突き放すでもない距離感で映される主人公の日常に、えもいわれぬ感情の機微を読み取る。

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.8

編集がダサい箇所が散見されるけど、同じ出来事を異なる視点で何度も再生して真相を徐々に明らかにしていく手法は素直に面白い。手持ちカメラによる撮影で臨場感もそこそこ上手く出せていると思う。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

知識も批判的思考も身につけずただ既存の社会で無為に日々を過ごすのが良くないことだとしても、俗世から隔離して社会参加の機会を一切与えないのも同じくらい良くない。本人の遺志を無視して土葬するのが悪いことな>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.1

やり手のエージェント同士のバディものだと勝手に思い込んでたら(というかポスターがその勘違いを誘発させてるよね意図的に)、アクション映画の形をとったラブコメだった。出来は平凡。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

愉快で痛快なエンタメとしてのお約束はきっちり守りつつ、人種差別問題で社会に警鐘を鳴らす姿勢にはひと欠片の妥協も感じさせない。自分がアカデミー会員だったらグリーンブックよりもこちらに票を投じるかなあ(そ>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

設定上ほぼジェフの部屋からカメラが出ず視界が限定されている分、ヒッチコックが舞台の隅々までコントロールしているのがよく分かる。
エンディングを迎えた後しばらくは事件の全容を分かった気になってたけど、な
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

半ばジュリアン・ムーア目当てで観たのにすぐ退場しちゃってつらかった。
知名度の割には意外としっかりした文科系SF、長回しの多用で独特の雰囲気も出ててそんなに悪くはなかった。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

悪辣な奴らは残らず皆殺しだ!的な分かりやすいカタルシスを支えているのは俳優陣の卓越した演技。タランティーノは本当に何を観ても面白い。
最後の爆破のシーンで「やったわね!」とでも言わんばかりに拍手するブ
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ロボット三原則への言及でアイザック・アシモフが原作だと気づいて、それなら期待できるかも!と思ったけど結局いまいち物足りなかった。
具体的には、アンドリューが行う努力があくまでも「人間に限りなく近づく」
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.9

高い芸術性を備えていて、観客を沈思黙考へ誘う話の作り方は、ジャンルに関係なくこの監督の撮る映画に共通してる。観る純文学みたいな趣。
宗教的なあれやこれやは日本人には縁遠い感覚かもしれないけど、本作はそ
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.7

無難な出来。語るべきことがあんまり無い。猫とブリー・ラーソンが良かった。

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