harunoma

愛の勝利を ムッソリーニを愛した女のharunomaのレビュー・感想・評価

4.6
わななくほど愛す まなざしの強さ
サイレント 夜の雪
二〇世紀、パウンドを狂わせたムッソリーニはくたばるがいい
あの夜のつめたい鉄格子を登ったのはわたしだ
よく憶えている 暗に舞い散る雪を 裸足で
暗には音があり さらに瞳へ光を持ちこむ管弦楽

砕け散った瓦礫の歴史の場所で、それでも見ることは可能だ。そうだろ? マリアンヌ、コティヤール
破局のなかで〈見る〉こと / 瓦礫の天使たち
しかし天使たちが見たものを私たちは憶えているだろうか?
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