★★★☆ 『のるか・そるか』
愛嬌キャラのフルコース。
主人公のバカ騒ぎはもちろん、
オカマちっくなインド人、
ウインクしてくる死にかけの
おばあちゃん。
ヒステリックだけど、
主人公から離れられない妻。
おバカなギャル、
借金まみれのしょうがない奴だけど、
善人の友達。
ただのバカツキの映画で、
ストーリーなんてないんだけど、
これだけ個性的なキャラがいたら、
楽しいなぁ。
ミステリーが好きだから、
脚本の善し悪しが
気になっちゃうんだけど、
キャラの造形も
やっぱり大事なんだなぁ。
（「ロング・グッドバイ」然り
「インヒアレント・ヴァイス」然り）
それだけで見れちゃう。
ラストの賭けの主人公の表情が好き。
熱狂ではなく、
穏やかな目をしてる。
まるで、
勝ち負けを超えた物を見ているようで。
