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Dolly(原題)
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『Dolly(原題)』に投稿された感想・評価

火星
4.0
この映画、16mmフィルムで撮影されていて、画質が粗く、ザラザラとした質感がすごかった。調べてみると、この映画はインディーズホラーで、低予算の映画らしい。見た感じ、まるで素人がフィルムフェスティバルに投稿したもののように、素人っぽさが出ていた。

しかし、しかしですよ、奥さん。この映画、すごく面白かったんです。

ジャンプスケアとかもほとんど無く、リアルなグロいシーンがたくさんあって、非常に見応えがあった。

そして、巨漢のDollyの存在感はすごい。この人は、サンタクロースのような赤い服を着て、顔には人形の頭のマスクの被り物をしていて、実際の顔は見えない。しかし、この顔はもちろん、人形なので無表情、そんな顔で襲われたら、そりゃ恐ろしいでしょう。

最初、この巨漢は、男なのか女なのか変わらなかったけれど、体の輪郭から女だとわかった。もちろん年齢は予想もつかないけれど、巨漢だけにとても力が強い。ぶつかられたら吹っ飛ぶくらい。

結局、このDollyは、自分の赤ちゃんを育てたいという願望があって、でも、それが実現できなくて、女の人をさらって、赤ちゃんのように扱う。この映画の女性の主人公、マシーが、その赤ちゃんにさせられ、いろんな辱めを受けたり、脅迫されたりする。無表情、そして声も出さないので、何を考えているかわからない。何をされるかわからない、という、恐怖感が半端じゃなかった。

そして、そのマシー役のファビアン・テリースは、演技がうまかったと思う。この巨漢に出会い、拉致され、必死で逃げようとする姿や、この巨漢に体当たりしたり、息の根を止めようとしたり。恐怖感、絶望感、そしてそれでも諦めずに逃げようとする演技は、非常にリアルで、見ている方も緊迫感がバリバリ感じたのだった。

しかしながら、この巨漢に連れ去られた家の中は、本当に汚かった。ゴミが落ちているという意味ではなく、気持ち悪い汚さ。そしてこのDollyの手には血がついていて、常に赤い色をしている。そして、強い。刺されても、叩かれても、死なない。しぶとい。というか、この映画の出演者で、死ぬほどやられているのに死なないという場面が多かった気がする。

しかし、グロい。本当にグロかった。人体が潰されたり、クビが飛んだり、体の一部が裂けたり。いやあ、あんなぶっ飛んだシーンをよくも長い時間出したものだと思った。本当に見ていられなかった。しかし、そういうシーンを惜しげもなくさらしていたこの映画はとても見応えがあってよかったと思う。

しかしながら、Dollyは赤ん坊を育てられなかったため、人形をたくさん集めていると思われるのだが、そんなDollyの気持ちを考えたらちょっとかわいそうになる。かといって、人に危害を加えてもいいというわけじゃないのだけれど。

殺害シーンが非常に残虐でグロテスク、演技も上手で、心が痛い部分もあり、非常に見応えがあった。テンポもよく、ハラハラ、ドキドキがずっと続いて、結末が予想ができなかった面白さがありました。2作目があるかもしれないっぽいので、ぜひ楽しみにしていたいと思います。