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シークレット ウインドウのEDDIEのレビュー・感想・評価

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)
3.5
スティーブン・キング原作。人気作家の前に突如現れた謎の訪問者。自分の作品の盗作だと訴えられるが身に覚えのない主人公の身に巻き起こる奇妙な出来事の連続。不穏な空気漂うミステリーだが、結末は想定の範囲内か。

ジョニー・デップ主演のミステリーサスペンス。奇妙な訪問者が突然やってきてイチャモンをつけてくるんですが、あまりにもしつこい。ジョン・シューターと名乗るその人物は何者なのか。デップ演じるモート・レイニーの作品は本当に盗作なのか。次々に巻き起こる不思議な出来事と事件に憔悴していくレイニー。衝撃の結末が我々を驚かす!そんな作品。

確か過去高校生ぐらいの時に鑑賞してあまり上手く解釈ができなかった覚えがあります。少々メタ的要素があるので、考察とか苦手だった高校生当時の私にはまだ早かったのでしょう。
ただ久しぶりに鑑賞してみると、伏線の張り方もわかりやすく、結末が読めてしまい、しかもその結末に驚けるかどうかが作品を楽しめるか否かの分かれ道になるので今観ると満足度としては物足りなさがありました(正直結末も物語の展開も全然覚えてませんでした)。

ちょっとネタバレになると面白くないので多くは語りませんが、本作はジョニー・デップの芸達者な演技力が活かされた作品といえるでしょう。ちょうどこの頃ぐらいを境に『パイレーツオブカリビアン』シリーズでジャック・スパロウやティム・バートン御用達俳優のようになっていったので、彼の本当の演技力よりもキャラの強さばかりが目立ってしまいました。
ただやはりジョニー・デップは演技力が高いと再認識できる作品でもあります。

※2020年自宅鑑賞248本目
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