まつこ

ロング・グッドバイのまつこのレビュー・感想・評価

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)
3.2
ある日、旧友が殺人を犯したと刑事が尋ねてくる。そんな筈はないだろうと思っていた矢先に彼が自殺したとの一報が…。釈然としない私立探偵マーロウは彼のために立ち上がるというハードボイルドな群像劇。

原作も探偵物語も見たことがない。どうやら松田優作氏はこの作品にとても影響を受けているそうで、どんな風に表現されているのか彼の作品に興味がでました。

終始ふわぁ〜とした煙のように漂うマーロウが渋い。
渋い顔でためらいもなく壁や至る所でマッチに火をつける姿に「マッチってどんなとこでも火がつくのか⁉︎」と痺れた。

冒頭の猫との絡みで「この人はいい人に違いない。」と思わせつつの猫だまし。なんか可愛いです。

個人的には夜の海のシーンがとても印象的。

男の人の方が色々響くのかもしれません。うん、隣の美女軍団の脱ぎっぷりもいいしね。あっちのヨガは半裸でするそうですよ。
あ、男の脱ぎっぷりも必見です。特にムキムキな人に注目してください‼︎

気怠さと哀愁が漂う中で流れる「The Long Goodbye」は本当にセンスがいい。
まつこ

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