軽率

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間の軽率のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

わかっているかと訊かれればわかってないのは相変わらずなんだけど、いろいろと辻褄が合ってきたというか、誰かの語るローラだったものをやっとこの目で見られたという、謎の満足感?がある。
ドラマ本編は「え⁈この顔で終わるの⁈」の笑顔だったけど、こちらは「あぁ、この顔で終わるのか↓↓↓」の笑顔だった。下矢印は落ち込みと納得の気持ち。凄まじい。凄まじいが、落ち込むと共にこれしかなかっただろうなという納得。もうとっくに壊れていた。親も家も二重の意味で怖いし、スイートなドナやジェームズの心配は重いし同時にこんな自分とそれにまつわるもろもろを知って欲しくないし、もう逃げ場がなくてどんどん悪いものに溺れていく。そうして起こったローラの死。彼女の見た光景があれだったのなら、やはり笑顔がふさわしいのだろう。そこが天国でも地獄でも。
ついでに。ドナはどんなに頑張ったって、ローラにはなれない。
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