jazzの部屋

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間のjazzの部屋のレビュー・感想・評価

3.9
ドラマ版の前日譚でローラの最期までの物語。
本編で端々に明かされるローラの謎を時系列順にまとめた作品。
ドラマありきの設定や物語なので個人的には最初に観るのはオススメできない。
しかしツインピークスを簡潔に表す映画だ。

言ってしまえば町一番の人気の美少女には裏があり薬物や売春をしている。
おまけに父親からの性的虐待を受けているローラパーマーの死を描いた作品。

だがデヴィッドリンチは悪意や超自然的な者をボブやブラックロッジと言う形で登場させる事で寓話性を出しより深い物語にしている。

これは解釈によりますが父親に性的虐待を受けている物語を寓話的に描いた物か古来からツインピークスの土地に存在する超自然的存在により気がおかしくなった人物達の物語か色々な解釈ができ面白いシリーズです。

あと終始救われないローラは最後天使の登場で魂の救いを描いたラストは泣けます。
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